書類選考の結果は突然に――予選会までの2週間
これまで数回にわたって、私の「NHKのど自慢」出場までの道のりについて綴ってきました。
今回は、いよいよ本番前の「予選会」へと話を進めていきますが、その前に――まずは“書類選考の結果が届いたタイミング”について、お話ししておきたいと思います。
私が出場した回の放送日は、7月中旬。
それに対して、応募の受付が始まったのは、5月上旬ごろだったと記憶しています。ちょうど2か月前ですね。一定期間設けられた応募期間のなかで、私はWebから申し込みをしました。
さて、その後の書類選考の結果ですが……私の場合、それを知らせるハガキが届いたのが、7月1日でした。
つまり、放送日の前日に行われる「予選会」に出場できるという知らせが届いたのは、本番のわずか2週間前だったのです。

ちなみに、私の職場でも何人かが応募していて、残念ながら通らなかったという人もいました。その方のもとにも、同じタイミングで“選考に漏れた”ことを知らせるハガキが届いていたそうです。
このように、応募者全員に対して、合否の結果がハガキで通知されるという仕組みになっていたようですね。
そのハガキには、「予選会に関する案内」も詳しく記載されていました。
・受付時間や集合場所
・当日は、本番で着用する予定の衣装を持参、または着用してくること
・できるだけ本番さながらのスタイルで予選に臨むこと――といった内容です。
「予選通過のお知らせ」とともに、こうした実践的な準備への指示が届くわけですから、気持ちも一気に引き締まります。
さて、この“2週間”という期間。人によっては「まだある」と感じるかもしれませんが、私にとっては正直、あっという間でした。
もちろん、応募した5月の段階からずっと、出場曲の練習は続けていました。歌詞を覚えたり、原曲キーで歌えるようにしたりと、地道な準備はしていたつもりです。
それでも、いざ「通過しました!」という通知を受け取ると、一気に現実味が増して、バタバタと衣装の準備に入ることに。
私の場合、そんなに大がかりな準備ではありませんでしたが、シャツを2枚ほど購入し、それに合う蝶ネクタイや靴を選んだり、パンツとのコーディネートを考えたりと、それなりに忙しい日々でした。
決して「短すぎる」とまでは感じませんでしたが、「余裕がある」とも言い切れない――そんな2週間だったと思います。
いよいよ、次回からは予選会当日から本番までの2日間を、当時書き綴った日記をもとに、リアルに、臨場感たっぷりにお届けしていきます。
「のど自慢」出場を目指す方にとっても、きっと何かの参考になるはずです。
どうぞ、次回もお楽しみに!