うちの子どもたちの性格を例える時、使う表現のひとつに「ダイヤモンドとスライム」がある。


うちの娘と息子は、姉弟なので、もちろん似た所もあるけど、お互い全く違うと思っている。娘は「私が陰キャで、弟は陽キャだ」と言っている。

私にしてみれば、息子はそんなに陽キャでもない。パリピな部分もあるけど違うな。ググったらハイブリット陰キャっていうのがあるらしい。おっ、これうちの息子、いや、娘の方が近いかも〜って、日本人ってこういうカテゴリー作るの好きだな。

陰キャを昔風に言うと根暗が近いとすれば、根暗よりライトな感じがするので根深くない印象を受ける。少し前向きに捉えやすいし、ネガティブを口にしたい時に使いやすいかもしれない。

陰キャって意外と使える言葉なのかも。


さて、本題のダイヤモンドとスライム。

娘の心はダイヤモンドみたいで息子の心はスライムみたいと感じている。

娘はいつもは強い。人見知りだが、真面目で、しっかりしているし、我慢強い。マイペースでズボラな所はあるが、それでバランスを取っている気がする。強いのだが、強い刺激が入り、ヒビが入ると脆く崩れてしまう。今回の不登校がまさにそうである。

ガラスのハートに近い感じではあるが、そこまで弱く気難しい訳では無いので、ダイヤモンドかなと思う。


息子は、マイペースで常に楽を求めている。「楽」とは楽しさと極力何もしない楽ちんの両方兼ねている。いざというときだけスイッチを入れる。環境変化に弱く、自己主張強めだが、優しさは備えている。そのため心は弱く見られがちだが、案外柔らかいので、強い刺激にヘコみはするが吸収するので壊れはしないのだ。だからスライム。今、こんにゃくメンタルという言葉があるみたいだが、近いかもしれない。

どうして息子がそうなったのかは、また別の機会に。


違いがあるのは当たり前。みんな全く同じなはずはないし、みんな同じは正直気持ちが悪い。でも、違うと不安になる。同じじゃないとなんだコイツとなる。

理解できないけど、こういうことあるんだと認識するだけで優しくなれると思う。

でも、アイデンティティを確立する思春期の子どもにはまだ難しいかもしれない。この話もまた別の機会に。