■IT系の資格を取得する意味
IT系では多種多様な資格があふれています。
資格を取得するとどのようないいことがあるのかを
考えてみました。
結論としては、将来利用すると思われる知識を勉強して
資格を取得するのであれば、道が切り開けると思います。
まずは、自分が何をしたいのかを明確にした方が
より資格取得の必要性が理解できると思います。
資格取得のメリットは以下になります。
1.自身のスキルアップ、スキルレベルの確認ができる
2.対外的に自身のスキルをアピールすることができる
3.業務範囲を拡大することができる
上記のメリットがあるのですが、そのうち2,3に関しての
メリットが薄れているように感じます。
理由としては、IT系の特にベンダー資格については、
インターネット上で試験と同様の問題が売られており、
この問題を利用すれば合格しやすくなります。
このように、同様の問題を購入し勉強して合格しても、
試験内容の範囲を業務で扱うことが難しく、
資格を取得していても試験範囲のスキルを持っていない
ことになります。
同じ資格を取得していても、普通に資格試験の範囲を
勉強して合格した人もいれば、同様の問題を購入して
合格した人もいますので、資格を取得していても
どの程度のスキルを持っているかが判断できなくなっています。
なぜ、問題を購入してまで資格を取得する人がいるのかを
考えてみると、おそらくそれぞれの会社での評価制度に
関わりがあるのではないかなと思います。
例えば、資格を取得すると報奨金がもらえたり、
昇進/昇給したりということがあると問題を購入してまでも
資格を取得する人がいるように思います。
これは資格の取得がゴールとなってしまい、
資格の取得で得た知識を利用して、何かを行うというところまで、
考えられていないのではないかなと私は思います。
ですから、会社で資格取得をすすめている場合は、取得すると
どのような業務で生かすことができるのかというのを示すことで
スキルに見合った資格取得者が若干増えるはずです。
また、IT系の資格試験代はとても高いので、使う予定のない
スキルのためにお金と時間を使うのはもったいないですね。
結論としては、将来利用すると思われる知識を勉強して
資格を取得するのであれば、道が切り開けると思います。
まずは、自分の将来像を明確にした方が
より資格取得の必要性が理解できると思います。