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  ★ 話のネタバレありですよー

久しぶりに小説を読みました。
東野圭吾 「さまよう刃」です。
めっちゃ面白ーい、と
チンパン君で喜びを表現させて
写真を撮ってから最後まで読み終えたら
オチはちょっと不満だったかも。
ミステリーじゃないからなるほどー!な
オチがないのはわかるけど
それに加えて話の結末としてあまり重みが
感じられなかった。
もう少し展開を期待してたしなぁ・・・


(ペンションの女性がカイジ(犯人菅野快児)の写真を見たとこの

書き方だと何か関わりがあると思ったぞ!!)







娘を若者に強姦されて殺された父親の復讐の話。

謎の密告電話から犯人の手がかりを得て、

犯人を追い詰めていく!←説明みじかっ┐(´ー` )┌







正義とは何ぞや。犯罪被害者の悲しさ(復讐ってダメなの?)
少年犯罪の現状と課題、死刑の是非・・・・

そんなテーマ。

特に感じたのは
「手紙」「殺人の門」でも思ったけど、


「人間っていつも正しいものなの?凶悪犯と普通の人って
そんなに違う人種なの?
差別意識や他人への憎しみを持ったり、殺したいと思う気持ちは
そんなにいけないことなの?」


みたいな問いかけ。


犯罪かどうかは法律が決め、刑の重さは裁判所が決める。
その判断には過ちが1つもないと言い切れるの?みたいな・・・

俺は死刑制度賛成です。問題もあるけどね。
計画的か突発的な殺人かの判断や
どこまでが殺意とみなされるかの判断とか。


どーみたって死刑だろうっていう凶悪事件なのに長々裁判するのは
時間と税金の無駄だと思うなぁ・・・



(例えば懲役3年ってなったあと控訴して1年後にも
「やっぱ3年」ってなっても最初の量刑確定から1年経ったから
残りの2年で良いって知ったました?
あと無期懲役も全然「死ぬまで」じゃないし!←10年くらい)

小説はこんなところが面白かったー

(長峰=娘を殺された父親)

「やっぱり長峰さんが伴崎を殺したんでしょうか」

歩きながら織部は小声で真野に訊いた。

「長峰さん、か。そうだな、まあ今のところはまだ、さん付けしておかないとな」

その言葉から、真野が長峰を犯人だと思っていることが感じ取れた。

「こういうことをいうのは刑事として失格かもしれないけど――― 」

「だったらいうな」

織部の話を真野は遮った。

前を向いたままだった。

織部は先輩刑事の横顔をちらりと見て、口をつぐんだ。

彼はこう続けたかったのだ。

長峰重樹の気持ちはわかる、と―― 。



(菅野=娘を殺した犯人(少年)の母親の言葉)

「何かの・・・・・間違いです」

先程までとは比較にならない弱々しい声で彼女はいった。

「あの子がそんなことをするなんて、とても信じられません。

何かの間違いです。きっと遊び半分で、ちょっと羽目を外しすぎたんです」

「おかあさん、強姦ですよ」

川崎が冷めた口調でいった。

「遊び半分で強姦、ですか」菅野路子の身体は小刻みに震えていた。



言葉を変えて誤魔化すな!ってのは
前の勝谷さんの記事でも書いたけど
すっごく同感だ!

前にも同じ事を記事にしてたよ


東野さんは何でもきっちりしたがる性格なんだろうなー。

名前の漢字も直線多いし←まんまのイメージ(´,_ゝ`)プッ