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東野圭吾「殺人の門」を読んだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048734873/qid=1139526408/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-3323818-9652357

殺人の門とは殺人に至る門のことで、

人が人を殺すに至る時の人間の心理描写が内容の中心だった。


内容は、

自分の身近に自分の人生をいつも狂わせる友人がいる。

(この友人だけではなく主人公の周りには嫌な人間が多い)

殺したいほど憎らしいが、

もう1人の自分が殺しても良いのかと問いかける。

その友人は頭の回転が速く、口が上手いので、

簡単に、人を騙し、金儲けや犯罪も躊躇しない。

だから確かに憎らしいが、

主人公はその友人の人間性に興味を持ってしまう。

自分もクールに要領良く、こいつを殺したいと思うが・・・・

っていう話。


ミステリーではないけどなかなか面白かった。

この友人がホント嫌な奴。

ロンブーの淳をもっと悪くしたと言えばわかりやすいかな。

主人公は途中、結婚するのだけれど、その相手も嫌な女性。

というか怖い。現実感が相当にあるので怖い。

結婚前の男性には読書をお勧めしない。

「うひゃー、こんなのイヤだなー」と思うだろうから(笑)。


本は面白いけど読後感は悪い・・。興味があれば読んでみて下さい<(_ _)>