「仕立て屋の恋」水原とほる | はすののブログ

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世界中に顧客を持つ美貌のテーラー・清見(きよみ)の新しい客は海運会社の御曹司・恭介(きょうすけ)。 
初めてスーツを作る恭介の物慣れない姿に、兄のような気持ちを抱く清見だったが、 
やがて彼の一途な情熱に惹かれ、想いは恋へと変わっていた。 
けれど一介の仕立て屋でしかない清見と大企業の跡継ぎである恭介では身分が違いすぎる。 
あやまちだと知りつつ、求められるまま一夜を過ごしてしまった清見は、潔く身を引く決意をするのだけれど……!?




しっとりと静かな恋。
ディアプラスだから、それほどハードなお話ではないと思ったんだけど
後半に水原さんらしい展開が待っている。

御曹司とテイラーだから、てっきり俺様なのかと思ったら、大違い。
バードウォッチングが趣味のとても素朴で素直な好青年。
もちろん気持ちもストレートに打ち明ける。
一度は立場の違いから断るけれど、その健気さ、一途さにほだされてしまう。
これ・・・・兄のような気持ちというけど・・・・

6歳年下の御曹司に向けるのは殆ど母性愛???
大人の恋愛らしく、焦ることなく順調にお付き合いしていたんだけど
会社の内紛やらのっとりやらで、慣れない社長業に苦戦する恭介を見ていられず
「御曹司を助ける代わりに一日ペットになる」という約束を
顧客であり、コングロマリット総帥の李とかわしてしまう。

普通ならここで、ギリギリに攻めが助けにきて~~
な、展開になるんだけど、さすがは水原さん!!
ディアプラスなのに、きっちりやっちまいます。
しかも衆目の中でのプレイというおまけつき。

そして朝、「ホワイトナイト」として会社を助けてくれたお礼に李の元を
恭介が訪ね、何があったか一目でわかる状態の清見と対面。

まあ、あれこれあったけどハッピーエンド。
恭介度量が広い。

あじみねさんのイラストのせいもあるけど、なかなか良かった―。
まだ水原さんの「真夏のクリスマス」も読んでないんだよね。

最近、BL消化率が悪いので、そろそろ頑張って読もうかな。