携帯の通話が繋がらないが、メールで何とか皆の無事を確認。
東京は地震そのものの被害は少ないものの、交通網が完全にマヒ。
義母を一人にするわけにいかないので、夫の実家で義姉の帰宅を待つ。
10時過ぎ、義姉が15キロを3時間半かけて歩いて帰宅(義姉凄すぎる!!尊敬)
私も自宅に帰った。
夫とは連絡が取れているけど、今日から車を修理に出しているので迎えにも行けない。
どちらにしろ、道路は大渋滞で動けなかった。
深夜になって、徐々に電車が復旧。
午前2時半過ぎ、 夫帰宅。
マクン大喜びで、地震後初めて姿を現すが、夫を迎えるマクンの様子がおかしい。

泣き叫びながらトイレで粘るも
おしっこが出ない、
よく見ればおちんちんの先が
真っ赤っかに腫れてる。
尿路詰まり!!
尿路結石の危険な状態。
よく考えりゃマクンも地震が
怖かったんだろう。
私もいなけりゃ夫もいない
家は揺れる・・・・
ましてや結石治療中。
ストレスで一気に悪化する可能性大だった。

もう午前3時を回っていたけど、
急患OKのとってもありがたい
長ーーーいつきあいの獣医さんに電話した。
ところが電話が繋がらない。
朝まで待つしかないのかと、
マクンの鳴き声を切なく聞きながら、
24時間診療の獣医をさがすも、
車がないといけない。
なにより、タクシーだとか、知らない病院だとか
マクン、ストレスでどうなるかわからない。
ところが、4時過ぎ、携帯の着信に気付いた獣医さんが「緊急に違いない」と察して、電話をくれた。
本当にこんな獣医さん居ないよ。有難すぎる。
すぐに連れてきていいと言われたので、車が無いから、
自転車にキャりーをくくりつけて、大急ぎで駆けつけた。
やっぱり膀胱が尿で満杯、尿毒症を起こしてしまうところだった。
カテーテルを挿入して導尿・・・・・・
出るわ出るわ、4キロもない身体なのに100ccは出た。
尿道が塞がってるので、カテーテルを身体に直接縫い付けて、取りあえず施術終わり。
おしっこ垂れ流しになるので、おむつ装着、外さないようにエリザベスカラーも。

「朝まで待たなくて、良かったよ。
悪くなったら遠慮しないで、
いつでも 連れてきていいよ。
電話繋がらなくても、
ドアチャイムならせばいいから」
と言って、夜間診療費も取らない
獣医先生。
もう、一生先生にペットを預ける!!
おむつのほかに試供品もくれて、ケージも貸してくれた有難い獣医先生に感謝しつつ
帰宅したのが5時前・・・・もう夜明け。
夫は寝てた・・・・・
もう帰れないと思って、同僚と飲んでたもんで・・・・・・・・
肝心の時に使いものにならなかった・・・・・・・
マクンは、この格好でよたよたしながら、そして私をフーフー威嚇しながら、コタツに入った・・・・・
理不尽さを感じるものの、助かってよかった・・・・
マクン死ぬかもしれないと、ちょっと怖かった、
嫌ってもいいから、辛い思いはさせたくないと思った。
被災者の方々の、強い想いとは全然比較にはならないけど、
どうかどうか、「助かってよかった」という方が一人でも多くありますように。
夜が明けて、被害状況が明らかになるのが怖いです。