鬼灯 (ほおずき) | はすののブログ

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鬼の灯り(ぼんぼり)と書いてほおずき


近所のお家の庭にある「ほおずき」。
数年前に息子さんが、「ほおずき市」で買ってきたものを
庭に移植したら、毎年きれいな実をつけるようになったんだって。


葉脈だけレース編みのように残って、中の実が透けてみえる。
これを「鬼の灯り(ぼんぼり)」に見立てた人の美意識はすごい。


ご近所さんが言うには、本当は、庭に植えるつもりはなかったんだけど
以前、鉢植えを玄関先に飾ってたら、誰かが持って行っちゃったんで
それ以来、鉢植えは家の中だけにしたんだって。


よその玄関から、鉢植え持って行くって、立派な「窃盗罪」

「花盗人は罪にならない」とか、きっと盗人猛々しく思ってるんだろうけど
全然意味が違うから!!!


もともとの意味は「自分以外の誰かの敷地の花を無断で観賞しても罪にならない」

要するに、美しいと思って愛(目)でて、楽しむ。

現代版だと、「スケッチしたり、写真に撮ったりするのは罪にならない」
が付け加えられるのがせいぜいで、他家の所有物を無断で持ち去るのは、ただの泥棒。


国立公園の希少な植物や、他家の植木を泥棒するような
心の貧しい人が、どんなふうに花を観賞するのか……

盗んだ花を、いくら眺めようと、心がきれいにはならないと思うけどね。