【広川和穂】 漫画家 | はすののブログ

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広川和穂さん、ただいま3冊

全部キャラからなんだけど、今月三冊目の「明日、雨は降らない」発刊。
割とあっさりした線で、正直言って上手いんだか下手なんだかイマイチわかんない絵柄。
お花とか描いても質感ゼロで、ちっとも美しく見えない。
でもね、なんか好きなの。


1冊目、表題の「…ブロッサム」はショップ店員のお話で、自覚の無かった受け氏が
「もしかして彼が好きなの?」ってなっていくんだけど、攻め氏が実に大人。
かっこいいのよー!!受け氏も初心くて可愛い。
ゲイなのは周知の事実ってやつなので、周囲の人にも暖かく受け入れられちゃったりしてるし。

でもいっちゃん可愛いのは「ラブ・ローラー・コースター」
(この方のタイトルセンスってちょっと昭和のかほりがする……)
その手のお店でナンパされて、即ベッドイン…なんだけど、ここからが可愛い。
なんとなく始まりがアレな割にはどちらも誠実でいい人なの。
でもって、途中で攻め氏が全く連絡が取れなくなってしまう。
悲しんでいる受け氏の学校へいきなり、攻め氏が現れて、
誤解も解けて衆目の中でラブモード。

広川さんのお話はカミングアウトしてるものが多いな~。


2冊目の「愛とセイギ…」は連作。
なんで「セイギ」がカタカナかというとまさしく正義じゃないんだよねー。
いやーーー、男らしい恋愛だ!!
特にこの攻め氏のキャラが突き抜けてる!!

こういうのが友達だと、楽しいかうっとおしいか、紙一重かも。
私はこういう、超超超、前向きキャラはだーーーーい好き。

それにしても、BLとはいえ、こんだけ「チ○コ」連発するのって「ちんつぶ」以来かも。
でも、もっのすごーーーーく共感できるし、納得できる。
これなんかはもう、カミングアウト、男女間でもそこまでオープンじゃないでしょってレベル。
でもこういうのも好き。


3冊目「明日、雨は降らない」

三冊の中ではいちばんBLらしいかも。
受け氏の泣くシーンもめっちゃ多い。
泣くといっても決して女々しくは無いんだけどね。

対する攻め氏は、最後こそラブラブで、尻にしかれ気味になるとはいえ
最初の頃はダメダメの不誠実男だし、言っちゃいけないこと言いまくりだし。

そこへ受け氏を優しく慰めてくれる男が出て来るんだけど、こっちのほうがずっといい男だよ。
もとトップモデルのカフェ店長とか、その恋人のオーナーとか
脇キャラがいい味出してて、スピンオフ描けそう、っていうか読みたい。

それにしてもエロが、ド明るい!
いっそ男性が描いてんじゃね?ってくらい明るく楽しくエッチしてる。
この感覚好きだなー。

同人活動も頑張ってて、イベントではバックナンバーも結構手に入りやすい。

まだまだこれからどんどんいいものを書いてくれそうな漫画家さん。
今現在、コミックスはキャラからのこの3冊で全部のようだけどね。