【いおかいつき】真昼の月 | はすののブログ

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「真昼の月」4巻


なんとか痛みが「薬を飲まなくても我慢できるレベル」になったのでぼちぼち感想なんぞをUP

いおかいつきの代表作、今回の「雄飛」倒産でその後が一番気になる作品。

現在まで4巻なんだけど、まだまだお話は続く。

同人誌でも「真昼の月」番外が一番多い。



やくざ × 元刑事(後に探偵)  年下攻め & おとこまえ受

生きがいをなくした元刑事(秀一)が大阪に移り住む、

そこでエネルギーの塊のようなやくざの若頭(辰巳)に出会う。

一方的に押し倒されて始まった関係だけど、人生を見失っていた秀一に

生きる張り合いと居場所を作ってゆく辰巳に、心地よさを覚えるようになる。



と大筋はざっとこんなものだけど、事件を絡めて、実にテンポ良くストーリーは綴られる。

また、辰巳の腹心である平、オカマバー勤務のカオリ、秀一に心酔している賢治など

脇役も生き生きと、実にいい味出してる。


でもこの作品の魅力はなんといっても受氏 秀一の「おとこまえ」ぶり。

ルックスもだけど、その性質が実に「漢」なの。

それに強引オレ様攻め氏 辰巳 の飄々とした大物ぶりの対比が絶妙。


これがCDになると知ったとき「辰巳はともかくいったい誰が秀一をやるんだろう??」と思った。

だって既存のBLCD常連声優さんの中では、誰も思い浮かばなかったんだもん。

で、キャスティングを見たら「浜田賢二」とある。

全然知らない、というか、私の頭の中では

20年ほど前に活躍していた方々でストップしてるので、元々わかんないんだけどね。


最近BLCDを聞くようになって、ようやくボチボチ名前を覚えた人が増えてきたの。

なんたって私がやめた頃にはまだ小学生とか、下手すると生まれてないような方々が

大活躍しているわけだから、知るわけがない。


ともかく聴いてみたら、これが大当たりで大感激!!

秀一の声はこんなだったんだー、まさしくおとこまえVOICEだ!!

こうして、いい作品が、いい声優さんと出会って、いいCDになっていくから、やめられないのよねー。


「真昼の月 4巻」は当然即買い! 入手できてよかったー。



ギリギリ間に合わなかった  六堂葉月「ケダモノシリーズ」なんか

オークションで7万落札だもん…声も出ないよ。



さてさて、4巻ともなると、甘いムードには程遠いながらも、序々に距離が縮まっていく二人。

今回は辰巳のやくざらしさに秀一の怒りが爆発。

辰巳がやくざである事を改めて認識する秀一、二人の関係が新たな局面を迎える。


でもさすがおとこまえ、グジグジ悩んだりはしない。

割り切り方も、覚悟も、なかなかに潔い。

とはいえ、これからも色々あるんだろうなあってとこで、次巻へ続くなんだけど……

本当に続いて欲しいよー!!




これだけの人気作品だから、どこか引き受けてくれるとは思うんだけどね。

もう色んな出版社から、作家さん個別には話がいっているらしい。


5月発売予定だった沙野さんの「融愛」も読みたいし……


なんとか事態が好転しますように。




この やくざ × 元刑事(後に探偵)  大阪が舞台、とそっくりなシチュエーションの作品がある。

【英田サキ】プラチナ文庫の「夜は」シリーズ全3巻

生きがいをなくした元刑事(受氏)が大阪に移り住み、探偵事務所に勤め、

極道の若頭(攻氏)に出会い、強引に求愛される。


が、さすがに筆力のある作家さん。

確かにシチュエーションは被りまくりだけど、いおか作品、英田作品ときっちりカラーが違う。

こちらの夜シリーズもお勧め作品だけど、これはまた次回ということで。