【六青みつみ】 小説家 | はすののブログ

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六青みつみ★★★★☆


けなげな受ちゃんを書かせたらピカイチ!!

人気急上昇で、あっという間にイベントでも長蛇の列を作るようになった。


まあ、長蛇の列の原因は、「一人2冊まで」なんていう、限定のせいもあるんだけどね。


殆どの作品はリンクス、他に1冊だけCDにもなった「蒼い海に秘めた恋」がガッシュから出ている。

私のお気に入りは、「リスペクトキス」「騎士と誓いの花」「至福の庭」

どの作品も受ちゃんが、けなげでいじらしくて、一途。


ただ、受ちゃんのいじめられ指数も高くて、他に例を見ないほど輪姦率高し。

そっち関係は寸止めで終わらせる作者が多い中、六青さんはがっつりいじめてる。

そこまでやる必要があるのか、疑問でもあるんだけど、確かに悲惨度はアップ。

感情移入度も上昇、けなげっぷりクローズアップ。


「至福の庭」なんかは攻めにいじめられ、攻めのとばっちりで乱暴(輪姦)され、

あげくにトラウマ持ちの記憶喪失になってしまう受けチャン、いや、不幸続きでした。


重箱の隅を爪楊枝で突き倒すような心情描写も、ツボにはまるとなかなか快感。

これまでの作品は実に外れなく、いい感じ。


だったのだけど、新刊「夕陽と君の背中」は……

私の苦手の学園もの。

甘酸っぱい青春の頃なんだろうし、リアリティもあるんだけど……

「あんた達、他に頑張らなきゃいけないこといっぱいあるだろうが!!」

と老婆心ながら説教してしまいたくなる。


まあ、私にはやっぱり学園ものは合わないってことで。


六青さんの次の作品を楽しみにしていよう。