けなげな受ちゃんを書かせたらピカイチ!!
人気急上昇で、あっという間にイベントでも長蛇の列を作るようになった。
まあ、長蛇の列の原因は、「一人2冊まで」なんていう、限定のせいもあるんだけどね。
殆どの作品はリンクス、他に1冊だけCDにもなった「蒼い海に秘めた恋」がガッシュから出ている。
私のお気に入りは、「リスペクトキス」「騎士と誓いの花」「至福の庭」
どの作品も受ちゃんが、けなげでいじらしくて、一途。
ただ、受ちゃんのいじめられ指数も高くて、他に例を見ないほど輪姦率高し。
そっち関係は寸止めで終わらせる作者が多い中、六青さんはがっつりいじめてる。
そこまでやる必要があるのか、疑問でもあるんだけど、確かに悲惨度はアップ。
感情移入度も上昇、けなげっぷりクローズアップ。
「至福の庭」なんかは攻めにいじめられ、攻めのとばっちりで乱暴(輪姦)され、
あげくにトラウマ持ちの記憶喪失になってしまう受けチャン、いや、不幸続きでした。
重箱の隅を爪楊枝で突き倒すような心情描写も、ツボにはまるとなかなか快感。
これまでの作品は実に外れなく、いい感じ。
だったのだけど、新刊「夕陽と君の背中」は……
私の苦手の学園もの。
甘酸っぱい青春の頃なんだろうし、リアリティもあるんだけど……
「あんた達、他に頑張らなきゃいけないこといっぱいあるだろうが!!」
と老婆心ながら説教してしまいたくなる。
まあ、私にはやっぱり学園ものは合わないってことで。
六青さんの次の作品を楽しみにしていよう。