【星野リリィ】漫画家 | はすののブログ

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星野リリィ★★★★★


最近ますます人気に拍車がかかってきた漫画家さん。

BLの世界では超売れっ子、イベントでの列もなかなか凄い。



どっちが受だか攻めだかわかんない絵柄、もっとも苦手とする学園物が多い、ということで

実は、はじめは手を出すこともなく「読まない作家認定」だった。


ところが、「花嫁くん」を借りて読んで、余りの可愛らしさにすっかりやられてしまい

あわててコンプリート。


でもこれがなかなか大変だった、既に超人気作家で初期作品は品薄状態。

ブックオフを何軒も廻ってようやく揃ってからは、新刊作家買い。


エロ度はもう作品によってまちまち、ないときは全然なかったりもするが、

その可愛らしい絵柄で、描くときはがっつり、強烈なのを描いている。



私の感想としては、一番エロいのは「かわいがって下さい」かな。

これは愛玩用(H用)に作られたネコのお話。

その設定とかは、深く考えるととっても恐ろしいので

何も考えずに「性善説」の世界の話として読んでいただきたい。


他には、男のナースばっかり … 看護師じゃなくて、スカートはいたナース … 

が出てくる「ナースがお仕事」、これはピアスだから当然エロいよね。



私の大好きな作品は、「花嫁くん」

『長男に男子が生まれた場合、次男以降は財産争いをなくすため男と結婚する事』

という、ヘンテコなしきたりをもつ旧家の話、続編は「花ムコさん」

そして次は「おさな妻くん」らしい。


そういえば夫が「花嫁くん」の帯を読んで独り言を言っていた
『花嫁が男ノコでも良いですか? ?……いいわけないじゃない…』
変な妻でごめんね、夫。



「ハレムにひとり」ではリリィさんパワー炸裂、思わず泣いてしまった。

まあ、私の場合アンハッピーは絶対読まない、水戸黄門で泣けるという体質だけど

やっぱりハッピーエンドのおとぎ話ってのは、いいなあ、と実感。




もともとファンタジー大好き作家さんだけあって、どの作品もリアリティが希薄。

設定も、ちょっと突っ込むと、ぼろぼろアラが出そうではあるが、

可愛らしさと勢いで押し切るという、画風とは裏腹な、力技をやってのける。

そして、それこそが「リリィ」ワールド。

もともとBLはファンタジーだ!!!




ご本人はフワフワした可愛らしい女性で、絵柄とこれまた合致。


自身が、花やレースを書き込むのが好きと言うだけあって、細かな書き込みがとても美しい。

特にファンタジー物では、これでもかとばかり書き込みながら、決してくどくない。


デザインセンスは抜群、イラスト集がバカ売れしたのも納得できる。


ただ、このところ「これで終わり?それとも続いてるの?」という作品が続いてるので

すっきりと完結したお話が読みたいところではある。