崎谷はるひ★★★★★
「Answer」でやまねさんの挿絵に惹かれて購入。
もうドカーーーーーン!と嵌っちゃった。
「こんな凄い作家、なぜ今まで私知らなかったの」って感じ。
それからはもう夢中でコンプリート。
初期作品が今は結構高額になっているようだけど、私が揃え始めた頃はまだそれほどでもなく、
一部同人誌以外は、比較的楽にコンプリート。
細々とBL買ってはいたものの、今ほどではなかった私を、
見事にリターンさせてくれたのはこのお方と遠野春日、
二人のはるひさんでした。
この人達の同人誌欲しさにコミケ通いを復活させたといってもいいくらい。
ついでにBLCDには全く興味の無かった私をCDの世界に誘い込んだのもこのAnswer。
最近のはそうでもないんだけど、始めの頃のCDには、お仕事で一緒したり、
飲みに行ったり、プライベートで知っている方達が出てたもので
「ウギャーーーーッ!!」となってしまって
なぜか、全然関係ないのに、自分が照れたりして聞けなかったの。
今はといえば、若手さんたちはほとんど知らないし、ぜーーーんぜん平気。もう楽しくって。
とまあ、今のBLの世界の扉を開けるきっかけになったお方です。
もうね、なにもかも好き。どんな話かいても受け入れられる。
「言葉攻め」ってのがあるけど、このお方のは「言葉受け」とでも言おうか、
とにかく最中の受ちゃんにしゃべらせることが一々エロい。
まあ、「そんだけしゃべればうるさくてしゃーねーよ」と突っ込まれそうだけど
BLの世界に、確実に新しい何かを吹き込んだ書き手だと絶賛いたします。
「Answer」の続編発行が決まったとき、夫に頼んだ。
「お願い!もし私に何かあったら、これを買って供えて!」
別に「何かある予定」は無かったんだけど、「これを読まずに成仏できない」と思ったのよ。
夫にそんな頼みごとをした本は、これと「夏陰」の続編
水原とほる「箍冬」だけ!
って威張るようなことでもないか。
夫は「えーーー、ちゃんとメモしておいてね」って・・・・分かってんのかなあ?
ともかくこれからも 発売日新刊作家買い 間違いなしです。
読 了
不埒なモンタージュ
ホームページで読んでいたからある程度の筋立ては分かっていたけれど、当然ながら加筆凄かった。
短編も、あれはあれでとても綺麗にまとまっていたので好きだった。
攻様は無口で不器用な人という印象だったからそこだけちょっと違ったけど、
受ちゃんが可愛いのでなんでもありです。
おまけに今回、新しく出てきたおにいちゃんがいいキャラしてます。
っていうか、崎谷さんてちょっと性格に問題のある人書き込むの好きなのかしらん。
鮮やかな恋情
慈英×臣の3作目。蓮川さんの挿絵も麗しく、待ちに待ってたシリーズ。
「Answer」のカップルについで好きな二人。
どっちもが不完全で不安定で、割れた欠片を合わせるとぴったりくっつくグラスみたいな二人。
制服姿の臣も素敵だし、相変わらずの慈英のぶっちぎり臣フェチぶりもいい。
まとまってしまった二人ってある意味書きにくいからどうするのかと思ったら、
臣の過去に絡めて事件性を高くしてあった。
これならまだまだ書いてくれそう!!と喜んじゃった。
ただ、今回「不埒」「恋情」ともに濡れ場がおとなしかったような気がするのは、
私が濃いエロになれてしまったせいかしら???
まあ、大人しいといってももちろん「崎谷さん」だから……
ルビーの5ヶ月連続小冊子プレゼントも始まるし、好きな作家の本をたくさん読めるのって幸せ。