こんにちは!
吉祥寺東西薬局 スタッフの佐々木です
今回は「妊娠と免疫の関係」についてお伝えしたいと思います。
【西洋医学の視点から】
そもそも妊娠成立というのは、とても免疫学的に不思議な現象です。
妊娠というのは赤ちゃんが女性の身体の中で育って、生まれてくることですが、皆さんもご存じの通り、受精卵もしくは赤ちゃんというのは半分は男性側の遺伝子、もう半分は女性自身のものを持っているので、女性にとっては赤ちゃんというものは異物になるわけですが、妊娠成立には「赤ちゃんを異物としてみなさない」免疫学的メカニズムがあることが必要不可欠です。
しかし女性の中の一部には、この胎児を異物とみなしてしまうくらい免疫が高かったり、異物とみなしてしまうような身体の免疫の構造ができてしまっている場合もあるので、その場合は受精卵をいくら子宮の中に戻しても、戻した受精卵が着床しても、それを維持することができなくなります。
免疫というのは、自分自身を守るためのものですが、受精卵を異物としてみなした場合には、自分を守るために、受精卵を自分以外のものとみなして排除してしまうということになります。
【中医学的な視点から】
免疫系というのは体を守るために大事なものですが、人によってはそれが過剰に反応してしまうということがあって、それがアレルギーの原因でもあります。
中医学の場合には、免疫が過剰になっている場合、過剰に反応しているものを抑え込もうというよりは、うまく調整してあげるような「免疫調整作用」のある漢方を使います。
免疫を完全に抑えてしまうのではなく、過剰になっている部分は抑えてくれるけれども、ちょうどよいところに収めてくれるようなものです。
食べ物でもキノコの仲間は免疫調整作用があることで知られていますが、その中でも日本にもある「霊芝(サルノコシカケ)」、シベリアでとれる「シベリア霊芝(チャガ)」などが免疫調整作用に優れているため、アレルギーまたは癌の方、なかなか着床がうまくいかなかったり、流産を繰り返してしまうような方にもよく使われます。
ぜひ不妊治療に取り組んでいたり、これから妊活を始めたいと考えている皆さまに、少しでも参考になれば幸いです♪
今回の内容は「東西薬局 妊活チャンネル Youtube」の方にも動画を挙げているので、ぜひそちらもご覧下さい
これから妊活や不妊治療を始めるにあたって、体調をととのえる漢方や健康食品もございますので、ぜひ東西薬局までお気軽にご相談下さい
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