こんにちは!
吉祥寺東西薬局 スタッフの佐々木です。
今回は「子宮内膜症と不妊の関係」についてお話したいと思います!
【西洋医学の立場から】
「子宮内膜症」とは、本来子宮の内側にある膜(子宮内膜)が、本来あるべき子宮以外の場所に存在することにより、様々な症状や障害が引き起こされてしまう病気です。
よくあるケースとしては例を挙げると、卵巣の中に飛んで「卵巣嚢胞」という袋のような状態になったり、子宮の筋肉の中に入り込んでしまったり、腹膜・卵管まわり・卵巣まわりに病変が飛んでしまう場合などがあります。
診断はお腹の中を覗く手術しかないとも言われますが、臨床の現場では超音波の検査を見て、卵巣の中に腫れた子宮内膜症と思われる袋(卵巣嚢胞)や子宮の腫れなどの所見から診断しています。
〈子宮内膜症の不妊への問題点〉
①子宮内膜がお腹の中に散っていることで「癒着」が起こり、そうすると排卵が起こっても、卵と精子が出会う場所でもある「卵管」が卵をキャッチできなくなってしまう。
卵管の中で精子が待っていても、卵がやって来なければ出会えず、受精・妊娠できないので、不妊に関係する「器質的」な要因となります。
②卵巣嚢胞(子宮内膜症の袋)が存在することで、卵巣が腫れていたりすると、排卵しづらくなったり、新しい卵胞が育ちにくくなる。
排卵ができなければ、卵は出ず、精子とも出会えないので、妊娠しづらい「不妊原因」になります。
③子宮内膜が子宮の筋肉に入り込んだ「子宮腺筋症」の状態で、子宮が腫れていると、良い受精卵ができても、着床しづらくなる。
子宮内膜症があるというのは、妊娠には不利な状態で、実際に体外受精をして受精卵を作る時に、子宮内膜症があると、良好な受精卵の確率が低くなります。
加齢によって受精卵の質が悪くなる前に、若いうちに良い受精卵が獲得さえできれば、十分妊娠の可能性はあるので、なるべく早く、効率の良い治療をした方が良いでしょう。
【東洋医学の立場から】
中医学では「子宮内膜症」の原因の1つに、「瘀血(おけつ)=血流が良くないこと」が考えられます。
ストレスや過労、不規則な食生活など、血流が悪くなってしまう原因は様々ですが、根本的な部分を改善することが大事です。
子宮や卵巣が腫れてしまった時に対処できる漢方薬もありますが、まずは病院での診断を最優先にして下さい。
ぜひこれから妊活を始めたいと考えている皆さまに、少しでも参考になれば幸いです♪
今回の内容は「東西薬局 妊活チャンネル Youtube」の方にも動画を挙げているので、ぜひそちらもご覧下さい
これから妊活を始めるにあたって、体調をととのえる漢方や健康食品もございますので、ぜひ東西薬局までお気軽にご相談下さい
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