朝、久しぶりに娘を登園させた。
今日は「パートですか」と聞かれなかった。
「園の最終日まで3日間、パートです」とメールを送ったのをきちんと読んだのだろうか。それとも、このブログを読んでくれた? どちらにせよ、それだけで気分は少し楽になる。
先生と話すと泣いてしまいそうで、早く立ち去りたかった。
「お母さん、お仕事やからね。バイバイしようね。」と先生が娘に声をかけてくれている。
私はいつもなら、満面の笑みで「いってきます」と言うのだが、今日は、「お母さん。もう疲れたから。園でたくさん遊んできてね。バイバイ。」と言って、娘がつかんでいた私の指を振り払って、そそくさと立ち去った。
本当は仕事はないけど、もうどうでもいい。そんなこと関係ないくらい疲れている。
車に戻ると娘の少し寂しそうな顔を思い出して、涙が止まらなかった。
そんな言い方したかったわけじゃないのに、なぜそんな言葉を言ったのだろう。
本心なのか、本心を隠すために言ったのか。
娘には、家族には言ってはいけないと思っている言葉がずっと頭にこびりついている。
あなたを育てていると虚しい気持ちなる。
あなたを育ていると世間から白い目で見られる。
昨日の療育のあと、「こーえん」と娘。
寒さも時間の流れもあなたには関係ないもんね。ましてや、私のことなど、ただの便利屋だと思っているのかもしれないとも思う。
外は真っ暗で寒い公園には人は誰もいない。
ブランコを押している間、ずっとこの世界ならいいのにと思う。
こんな、寒い日夕方に公園で嬉しそうに奇声をあげながら走る娘。
街灯に照らされる娘の姿を見て、どうしてこうなったんだろうとまた泣いていた。