そういえば最近、娘の話をあまりしていないように思う。
ここ1ヶ月ほどで、娘は少し、いや大きく成長しているように思う。
相変わらず発語は少ないが、1番成長を感じるのは「こちらの注意が入るようになった」ことと、「こだわりに柔軟さ」が出たこと、「切り替えが早くなったこと」ではないかと思う。
ブログを書き始めた頃の私は「発語がない」からこだわり、癇癪が多くあると思っていたが、今となっては「こちらの言っていることが理解できない」または、性格の特性からそうなっていたんだと思い始めている。
絵本を一人でペラペラめくっていたのが、「読んで」と持ってきたり、自分の顔を見てほしいから私の顔を覗き込んできたり、「あーなんか。コミュニケーションしてる。」と感じる。
でも、1年前までは、ずっと苦しい。消えたいたっだ。
野生生物に近い、無理難題を要求してくる娘をどう育てていいか途方にくれていた。一緒に過ごす時間が苦痛で仕方なかった。
無理して出かけていた時期もあったし、辞めた時期もあった。最近はまた、公園巡りをしている。療育リハビリの先生から「特別なことをするだけが療育ではない。お茶を注ぐ、粘土で遊ぶ、料理をする」と日常生活のなにげないやりとりだって療育になると聞いてから、肩の荷がおりて、日々の暮らしのやりとりを丁寧にするように心がけている。
ただ、「娘の要望に応える」ということばかりはしないように、泣いても切り上げたりするのだが、まぁ疲れることこの上ない。
そんなことを繰り返しているうちに、「帰ろう」で帰れることがほとんどになってきて、「あれ?なんか楽になってる」と思う日が増えつつある。
といっても、バス遠足やから発表会やら、もうお腹が痛くなる行事がコロナが終息してから続いていて、ぎりぎりまで悩んで出席させて、なんとかなっているのが現状も変わっていない。
娘が成長すると、私はつくづく勝手な人間で周りの人間のことなどあまり気にならなくもなっている。まだジロジロと見られることもあるけど、落ち込んだりはしなくなった。
「おもち。たべるー。」と娘が呼ぶので、ここで終わりにしたい。
1ヶ月でも成長する時は成長するんだと少し心が躍る。寒い冬も今年はあたたかくなるかもしれない。
5歳5ヶ月。一つの節目だと思い、書き残す。