78歳からの新しい人生 | hachiのブログ…from time to time

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今の気分、きまぐれに

「明日から 新しい人生が始まります。」


退院前日に母が送ってきたメールに そう書かれてました。


脳出血で倒れて 一時期は生命の危機に陥り

ほぼ一か月は 話も出来ず 半身不随になり

今でも 右手は動かず 右足も不自由で 杖がないと歩けません。

そんな78歳の言葉とは思えないです。


退院当日の昨日は 家に帰ったことの喜びをかみしめてました。

右利きでしたが 上手に左手でお箸を使い おそうめんや茶わん蒸しを食べました。


お祝いのケーキも 嬉しそうに食べました。


リハビリ病院の食事の席のメンバーは みんな母より年上で お見かけする限り

かなり重症の方のようだったけど

食事のスピードがすごく早くて いつも焦っていたので

今日はゆっくり食べれて嬉しいと(笑)


帰宅して初めての夜

兄が泊まってくれましたけど 疲れから具合が悪くならなかったか?と心配で今朝電話を入れたら 父がでて


「今 お母さんは 美容院に行ったで。お兄ちゃんは買い物に行ってる」


美容院は 健常者が歩くと10分くらいだけど

古い住宅地で 途中で用水路の上を小さな橋があり

段差もあるし どうやって行ったんだ?


落ち着いたら hachiが車で連れて行かなきゃと思ってたのに・・・


さらに 今 一人で美容院に居て 「帰りはタクシーを呼んでもらうから」と・・・


一瞬 思考がフリーズしました。

「え?お母さん 大丈夫なん?」


昨日は 母も疲れただろうけど hachiもクタクタになりました。

思っていた以上に 母の生活は簡単じゃないって思い知ったし

それを誰が支えるの?私じゃん?って・・・


なのに 朝イチから 美容院??


さらに

「今朝は お母さんが 目玉焼きを作ってくれたで。

お父さんが作るって言ったのに やるといってきかんからやらせた。

でも目玉焼きは 俺の方が上手いわ。」


片手でやったわけね・・・

それも昨日はまだIHのコンロを設置できなかったから

ガスコンロでやったんだ・・・


やる人だとは思ってたけど、まさかでした。


いろいろ自分の心配をしてた自分が恥ずかしい。


ポジティブなんてレベルじゃなく アグレッシブ


いやいや 母には敵いません(笑)

母の前では まだまだ赤子レベルです、hachiは。



でも、息子って 優しいんですよね。

25で家を出てから 年に1度も帰ってこなかった人ですが

母が倒れてからは ほんとに優しい。


声のかけ方からして 娘とは違う。

あれは 母は嬉しいだろうなあ


さっき家に戻る途中の兄からメールが来て

「もし今日の夕方 実家に行くのなら

お母さんに 今日は頑張ったなって褒めてやってくれな。

美容院行くのが 案外きつかったみたいで ちょっとショック受けてるかもしれんから」だと。


娘の立場で見たら たぶんショックより達成感を感じてる気がするんだけど。









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