2019.09.07
午前3時を少し過ぎた頃、父から電話がありました。
この時間の電話。良いことであるはずがないことはわかっていました。
電話に出ると父の暗い声が聞こえます。

「実はお母さんの容態が…」

「良くはないんだね。」

「9時(21時)頃まではご飯を食べたりして元気だったのに、今は呼吸がおかしくて」

「わかった。すぐに行く」


私は寝てたのですっぴんで滝汗あまりにもだから眉毛だけ一瞬で書いて、着替えて。みーちゃんの替えのオムツやお茶をカバンに入れて。愛犬のためにエアコンが付いていることを確認して。
出発する準備OKの状態にしてから、申し訳ないけどみーちゃんを起こして抱っこして、家を出ました。


しかし夜中の3時すぎなので、いつもタクシーがよく走ってる道に車がほぼ走っていません。とりあえず病院に向かってみーちゃんを抱っこして走る。
疲れて歩くこともあったけれどとにかく病院の方向へ。


いつもの場所からさらに進むとさらなる大通りがあります。遠目からでも車の行き交いが見えます。

あそこなら捕まえれそう。急がなきゃ。




そこまでたどり着くとすぐにタクシーは捕まりました。
「〇〇病院までお願いします。」

運転手さんは察したのか低い声で返事をして、病院まで飛ばしてくれました。
裏の救急の入り口付近まで送って下さり受付へ。


「急病ですか?」
とっさになんと言えば良いのかわからなくて
「あ、えっと…入院してるんですが急変したと聞いて…」

「何号室ですか?」

「1211号室です。」

「12階に着いたら看護師に声をかけて下さい。」

「ナースステーションで一言言えば良いですか?」

「はい」

「ありがとうございます」

そして12階へ到着し、ナースステーションで声をかけると、ひとりの看護師さんが部屋まで案内してくれました。