看護師さんが帰ったあと、私と父は母を説得しようと試みます。
しかし、レスキューを飲んだせいか
「眠い。考えられない」と言います。



さっきの話は疲れただろうから、少し休憩してからまた話そうということになり、私は行きそびれてしまった愛犬の散歩に行きました。
そして帰ってくると、また苦しそうにしている母。


もうあれから1時間たってるからレスキューを。今日は2つ。と出すと、
「イヤ、1つで良い」と言う母。

それでもゼロよりは1つでも飲んでおいたほうが良いのでは?と父と相談して1つだけ飲んでもらいました。





しばらくしても痛みは和らぎません。
母の表情がそう言ってます。
父も心配そうです。


母が言います。
「もう死にたい。でもお迎えがまだ来ない」
父が「そんな弱気なことを言っちゃいけない。まだ18日には結婚記念日があるし、19日はみーちゃんの誕生日だよ。楽しいことがあるんだから」


母は黙り込みます。







父がふいに私に聞きます。
「どうして12時までに薬の返事をしないといけないんだろう?12時までに返事をしたら、今日中に薬を変えてくれるということなのか?」


何故12時なのか……それは私にもわかりません。看護師さんが言ったからでは納得しないから聞いてくるのでしょう滝汗

「今日薬を変更してくれないなら12時までに返事をする必要はないんじゃないか?」


……た、確かに。
「でも看護師さんも意味もなく時間を指定したりはしないと思うんだよ。だからあそこは看護師さん2人とドクター一人だから、12時までなら上手く時間を調整して誰かが来てくれるように手配してくれるんじゃないかなー滝汗
ぐらいしか言えませんでした笑い泣き


薬の変更賛成派の父から何故こんな質問が……焦るし何の意図があるの滝汗



11時過ぎた頃
「今のままの痛い状態で長くいるのはお母さんが辛いから(見てる私もつらいから)、もし薬を変更するということで決まっているなら、こっちから早めに病院に連絡してみても良いのでは?このまま辛い状態が長く続く方がお母さんは辛いのでは?早めに連絡したら、時間の調整もしやすくて早く来てもらえるかも」と私が提案すると


「〇〇(弟)は何時に帰ってくるんだ。ちょっと聞いて」
と言われて連絡を入れます。


「今から約2時間後だって」と私が言うと。

「遅いなぁ。それでは間に合わない」と父。 

「このまま痛い状態が続くよりは早く来てもらったほうがいいんじゃない?電話してみたら?」

「それも良いかもしれないけど、今日来た看護師さんの連絡先を知らないんだ」


「じゃあ病院でいいんじゃない?今日のことはみんなで連絡しあってると思うし、誰が出ても対応してもらえると思うよ」
と言うと仕方なさそうに電話をかける父。


父は話すのが苦手なのでこういうことは苦手なのです。



すると電話に出たのが誰だったのかはわからないですが、12時すぎにドクターと看護師さん1人が一度母の様子を見に来てくれることになったのです。
「先生と看護師さんが来てくれるって。これで安心だね。お母さん。」