今痛み止めは今はテープとレスキューを使っていますが、今後は点滴のように一定量ずっと出る注射のタイプに変えたいと言われました。
そのほうが、血液の中の薬の濃度を一定にしやすく、痛みをコントロールしやすくなるからだそうです。



私は最初から賛成なのですが(何も発言していません)、父は少し悩んでいるようでした。お母さんの意見を尊重したいと。
しかし辛そうにする母の姿を見て、変えてもらおうという思いが強くなってきたようです。
なので、父は母に「やってもらおう」と勧めました。
しかし母の返事は「イヤ」



……。
でもとても辛そうな母。
2人で説得しようとします。
「痛み止めが注射に変わっても、病院に行かなくても良いから。ずっと家にいても大丈夫だから。家でもできることなんだよ。」
「痛いときにわざわざ座って薬を飲まなくても良くなるんだよ」
「今までみたいな痛みの波が減るから、元気にすごせるよ。少なくとも今のこの状態よりは。」


それでも母はからのYESは出ません。
そして看護師さんが切り出します。
「痛み止めを注射にするかどうかも決めてもらわないといけないんですが、最期、病院で過ごすか、ご自宅で過ごすのかも決めていただかなければなりません。もし、病院に行くのであれば、それは今日です。今〇〇さんの痛みは一定ではなくて波があります。ですので、それを観察しながらお薬の量を調整する必要があります。それをご自宅でするのか、病院に戻ってするのかということを決めて欲しいんです」


そんな話をしているうちに、あっという間に1時間以上すぎ、看護師さんは次の場所へ行かなくてはいけない時間になります。
母の痛みは和らがないので、看護師さんのすすめでレスキューを2つ飲むことになりました。


次は1時間以上あけて、「今日はレスキュー1つでは痛みが取れないので、2つずつ飲んでもらうことにしましょう」ということが決まりました。


「最期をどうするかはまだ良いけれど、薬をどうするのかをお昼の12時頃電話をするので、それまでに決めておいてほしい」と言われました。