そんなCちゃんはある時からLINEとメールにはまってしまいます。
親はもちろんスマホを渡す時にルールを伝えます。
「使ってもいいのは何時まで」
「LINEのグループもむやみやたらに入らない。知っている人だけと繋がる」
でもこういうことは、相手の言うことを素直に聞く心と頭がないと入らない。
だからCちゃんには響かなかったんです。
Cちゃんは知らない男の子と連絡を取っていました。
さらにCちゃんは高校生なのに、中学校の先生と連絡を取っていました。
寂しい時に求めるのは何故か異性なんですよね。同性に言われても何とも思わないことでも、異性に言われると不思議なことに癒されたりときめいたりするもので。
でもそれがバレてここへ相談に来るようになったんです。まずはお母さんの方からお話をしました。
お母さんは中々性格のキツイ人で、冷たい人。Cちゃんが話したくて「お母さん」と話しかけても「今忙しいの、見たらわかるでしょ、向こうへ行ってて」みたいな人。
でもそのお母さんは自分の冷たさに気づいていないんです。
だからいつもここへ来ると話は聞くし、話しをすると「うんうん」と頷くんだけれど、目の色が変わらないんですよ。
それは自分は普通だと思ってるから、言われたことを他人事のように感じているのかもしれないし。
できそうにないことを言われるから、できない自分を見るのが嫌なのかもしれないし。
単に気が乗らないだけかもしれない。
そんな印象でした。