今回のお話の内容はある家族のお話。
前回の講師の方はいくつかの家族のお話をされていましたが、今回の方は1家族と自分の話のみでした。

スタッフの方が「今日は良い先生が来ているので楽しみにしていて」と言っていました。



出だしは時事ネタ。日韓関係の話から入って、政治のことはわからないけど、誠心誠意謝る人を許す心を持つことの大切さなどを語っていました。


そこからある家族のお話に入ります。
まずは娘さん。悪い子ではないけど、いつもイジメにあってしまう。理由は本人はわかってないけど、その子がイジメられてしまうのにはやっぱり原因はあるもの。
その子は人の心が見えない、相手の思いが見えない、自分のことしか見えない一方通行の心を持っていたから。






例えば教室で休み時間AちゃんとBちゃんが会話をしています。向かい合わせで立ち話をしています。
そこへCちゃん(娘さん)が来ます。CちゃんはDちゃんが向こう側にいることに気づいて、嬉しくなって「Dちゃーん!」と駆け寄って行きます。



そのときCちゃんはもうDちゃんしか見えません。周りが見えなくなってしまうんです。だから会話しているAちゃんとBちゃんの間をぶった切ってDちゃんのところへ行きます。




するとAちゃんとBちゃんは怒ります。Cちゃんが邪魔をしたと。
そこでCちゃんが相手の気がすむまで謝れば穏便に済む話なんですが、Cちゃんは謝りません。
「だって気がつかなかったの。しかたないでしょ」



AちゃんとBちゃんは「あぁ、気づかなかったの。じゃあ仕方ないわね」とはなりません。Cちゃんだけじゃないんですよね。一方通行の心を持ってる子どもは。
だからこうなります。
「気づかないわけないじゃない!邪魔をしたんだから謝ってよ」



Cちゃんも謝ればいいんですが、自分が悪いことをしたと思ってないんです。だから謝らない。
最初はそれだけのことだったとしても、何回か同じようなことが繰り返されてくると少しずつ変わってきます。
謝りたくないから謝らないための屁理屈を言うようになり、そこから嘘をつくことになっていく。
そうしたら誰もCちゃんのことを信頼しなくなって、無視とかそういうイジメになっていくんですよね。