6/17(日)決戦! | 八王子ボーイズのブログ

6/17(日)決戦!

現在の3年生を体験練習で受け入れていた頃、チームの将来が不透明な状況にあり、チーム状態は最悪でした。


私は、このチームを続けていく意義が自分の中に見つからず、退団する意向を示していました。


《もう、どうでもいい、やりたい人、出来る人がやればいい》


そんな時、

《一緒にやろうよ》

声をかけてくれた人がいました。

その人と約束しました。

《2度と辞めると言わない》


それから、今まで、いろんなことがありました、本当にいろんなこと・・・

必死に、選手の活動に影響を与えないことだけに集中していました。

言えること、言えないこと、言えば誤解を招き、言わなければ不信を招く、ずいぶん悩みました。

ただ、選手が必死に野球に取り組み続け、指導者もその選手に応えるように、日々の練習に取り組んで頂いた事で、少しづつ解決していったように思っています。


《何も言わなくても、正しいことをしていれば、正しく評価される》


何回もこの言葉に励まされ、夢中でした。

最初の頃は、指導者のリクエストにも《無理》、《できない》と断ることが多かったのですが、そのリクエストが、子供達の育成に必要であること、子供達が希望していることを代弁していることに気がつきました。


子供達は自らの環境を良くするために、努力を続け、その努力に、指導者が応えているのに、私は何をしているんだろう。


私は

《大人の都合》

で子供達を振りまわしていたことに気付きました。


それからは、私自身も変わらなければいけないと思い、苦手なことを避けたり、保護者からの苦情を怖がり、何も努力もしないで《無理》、《できない》と応えるのをやめました。

結果、大人が子供の都合に振り回されるチームにかわりました。振り回される、保護者の方には申し訳ありませんが、


《子供が中心》


これが当たり前と改めて感じました。


やってみると、怖がっていた保護者からの苦情もなく、苦手であった電話も克服、この歳で、人間的に大きく成長する機会を与えてくれたのは、子供達でした。


現在、チームで行っていることは、わかっていても、真似できることではありません。

人に真似できないことに、チャレンジしている選手達は、最大限の評価を得る資格があります。


試合に勝ちたい、全国大会に行きたい、私も当然そう思います、しかし、その気持ちよりも、子供達の夢を叶えてあげたいという気持ちのほうが強いです。

そのために、考えられること、思いつくことの全てをやり尽くしました。


既に選手達は勝者であると思っています、中学生でありながら、様々な誘惑に負けず、ばかみたいに野球を続けた彼らの活動は賞賛に値するものです、その事実は不変であり、彼らの、そして私の、八王子ボーイズの財産です。

新たな歴史を刻む三年生、それを見て感じて、次を担う二年生、更にそれを見て感じる一年生、三学年がそれぞれの立場で見てきたこと、やって来たこと、感じたこと、その全てが八王子ボーイズです。


その1つの集大成が、1人1人の様々な想いがぶつかります。


いざ!決戦!!



と書き込んでおきながら、投稿するのを忘れていました。

結果....


まさか、本当に、あのタイミングで胴上げされるとは思いませんでした。

全ての苦労が癒され、天に昇る思いでした。

ありがとう!

そして、おめでとう!


photo:01