こんばんは! 久々の更新になります。

 

いやぁ~台風怖かったですね、雨が多いのはいいんですが大量に降りすぎると道路から水があふれ出し・・・どうなるか心配でした。

今日は何とか昼頃には晴れて良かったです(^^♪

 

では本題は前回からの続きになります。

前回はスイッチの導通を確認してみたところほとんどのスイッチの導通がおかしな状態だったところでブログを一旦終了していましたのでそのつづきから修理風景を書いてみたいと思います。

 

あれから秋葉原の電気街にてタクトスイッチを購入しました。

 

上の写真右側は今回購入したタクトスイッチです。

左に写っているのはスイッチの配置している基盤になります。

 

タクトスイッチはほとんど駄目なので今回は11個全てのスイッチを交換していきます。

上の写真ははんだ前の取り付けた状態です。

はんだをして余分な足はニッパでカットしました。

 

タクトスイッチを取り付けた状態の写真です。

 

次に行った作業はカセットデッキメカ部分のベルト交換になります。

上の写真のようにベルトは既に経年により切れています。

 

YAMAHA KX-640

YAMAHA KX-640メカ部分裏側の写真です。

 

メカの状態になっていますのでいろいろ見ていきます。

異常な部分がないかゆっくり確認しながらおかしなところは後程修理や修正を行います。

 

上の写真は1か所おかしな所を発見!

左の上から2番目の黒い線のはんだが何だかおかしい(怪しい)です。

動作は今はできませんので確認はできませんが、要、再はんだ部分になります。

 

カセットデッキメカの横からの写真です。

メカを全て一度ほぼ部品の状態にしていきますので私はいつも適当な部分でいろいろな角度から写真を撮影していきます。

 

たまに部品の向きや、取り付け方を忘れてしまいますので覚書のようなものになります。

 

モーター横のホルダー部分の写真

こちらも覚書部分の写真です。

 

同じ方向の写真ですが、ばねを外していきますのでこちらも覚書用写真です。

 

前面リール付近の写真です。

向かって右側のリールには細いベルトがかかっていました。

溶けていましたが・・・。

溶けてきていたベルトです。

 

ベルトのかかっていたところをクリーニングしてから手持ちのベルトを掛けてみました。

サイズも太さも適当なので動くかどうかはわかりません。

 

 

カセットホルダーを取り付けたところです。

 

メカモーターの反対側の側面写真です。

 

写真がちょっと暗いですが、裏面部分に戻りました。

いよいよ裏側のシャーシーカバーを外してメインベルトを交換していきます。

 

カバーを外すとこんな感じです。

一見、オートリバース式に見えてしまいますね!

フライホイールが2個あるので・・・。

 

経年劣化したベルトがこびりついています。

 

 

フライホイールを外したメカはこんな感じです。

おや!基盤が取り付けてあります??

 

ほとんど解体しグリスアップや老化部品を見極める為さらにこの基盤も外していきます。

 


基盤の中身はこんな感じです。

カセットデッキメカのちょうど真ん中あたりの大事な部分です。

手動で少し動かしてみながら動作の確認を行っていきます。

 

基盤裏側と黒いギヤの電気的に接触する部分をテスターで丁寧に導通を見ていきます。

・・・特に異常は無い様でした。

ここで使用されているグリスを全て取り除き改めてグリスを塗布していきます。

接点専用オイル(接点復活剤)ではなくここでは接点専用グリスを少量塗布していきます。

 

 

こういう小さいことの積み重ねがスムーズな動作をするカセットデッキになります。

グリスは経年により固着という致命的な動作不良を起こす故障の一つの原因になることがあります。

古いグリスが塗ってあるのを見つけてはこの作業を所々行っていきます。

本当に地味~な作業なんです。

 

フライホイールも磨きピカピカになりましたよ♪

 

新しいベルトを取り付けメカを組み上げていきます。

 

 

組み上げたカセットデッキメカを今度は本体に戻していきます。

 

 

ある程度組み上げたら正常に動作するか今度は動作確認を行っていきます。

 

使用するテープは録音済のカセットテープになります。

この時に最初に交換したタクトスイッチの反応も実際に見ていきます。

 

タクトスイッチを新品に交換しましたのでスイッチの反応はピカイチ!です(^^♪

 

・・・そして再生確認

 

特に問題ももなく再生できましたよ♪

 

 

再生、早送り、巻き戻しなど問題ありませんのでここで少し調整に入ります。

調整はテープスピードの確認とアジマス調整を行いました。

 

この機体は運が良く録音も正常動作を確認できました。

 

 

古い機体は再生はOKでも録音になると録音できないとか

はたまた、再生はできても巻き戻しや早送りができないとかいろいろ不具合が発生するものです。

全て正常と思っていたらノイズが出てくることもしばしばあります。

 

 

しばらく様子見で使用していきますが、ゆくゆくは古い機械ですので電解コンデンサの全交換は必要だと思っています。

 

今回は割とあっけなく終わってしまっていつものドタバタはありませんでした、ホッ(^_-)-☆

 

しかし3ヘッドのカセットデッキはやっぱりいいものですね!

このYAMAHA KX-640 はそんなに高級機種ではないもののいい音します!