久々の更新になります。
もう少しでゴールデンウィークになりますね♪
世間の方は長い休みで楽しみだと思いますが、私の行っている昼間の会社は暦通りです。
あんまり長くないゴールデンウイークになりそうです。
その間どのくらい修理が進むのか??なんとも言えません、毎日休みなく動いています。
今日はやっとこ、さっとこ直ったYAMAHA プリメインアンプ A-4Dの修理風景を書いてみたいと思います。
購入したのは随分前なのでいつだったのか覚えていません((+_+))
購入時、最初の状態は電源OKで一応音は出るという状態でした。
上の写真は購入時の未クリーニングの状態です。
なんとなく汚れていますね。
それで実際動作させてみるとリレーはすぐに入り何となくジャンクという感じではありませんでした。
が、それぞれのスイッチを変えて見ているうちに結局あっちこっち悪い事に気が付きました。
まず最初に気が付いたのはランプ切れでした。
上の写真のようにテープモードでランプ切れを起こしていました。
これはすぐに予備のランプを持っていたので即交換。
実際に音出しをしてみると音はなりましたが何となくキンキン鳴る感じの音質でした。
リレーはすぐに入るもののLチャンネルRチャンネルが小さい音量からバランスが悪いです。
しかも、L側は早く音が出るのに対しR側は数分立たないと出ない状態でした。
プリメインアンプの修理は難しと聞きます。
早くて数か月、長くて5年以上治らないなんてざらに聞く話です。
故障やちょっとした不具合が新品時に戻す事ができればいいのですが、とにかくプリメインアンプの修理って大変だと痛感した1台でした。
では、内部の様子をみていくことにします。
ティッシュにちょっと洗剤をつけて拭いてみました。
結構汚れていますね。
写真が少しぼやけていますが、気持ちいいほどきれいになりましたよ♪
背面の基盤は底の部分なのでかなりきれいでした。
で、先ほどの続きですが、音質が気になること、音がL・Rチャンネルとも平均で鳴らないこと・・・
といろいろ理由はありますが、かなり使用時間も長かった可能性もあります。
一応予備の一台で購入したものなので電解コンデンサを全交換してみることにしました。
電解コンデンサのみ全交換したYAMAHA A-4Dです。
・・・結果変わったことです。
残念ながらL・Rの音が出るタイミング何も変わりませんでした。
が、音質、この音質はキンキンと品のないヤマハらしくない安っぽい音がしていたのが一変しました。
同シリーズのA-5Dを通常使用していますが、それと同じ音質です。
むしろ良いくらいに蘇りました。
いやーすばらしい音質です。
それから2か月ほどいじる時間もなく先日ようやく時間ができたのでいろいろ行ってみました。
それはテスターでも一応計測はしましたが(問題はなかったが)LとRのトランジスタを交換を試みました。
結果は何も変わりませんでした。
こうなったら消込みになります(^_-)-☆
電解コンデンサは新品交換済なので問題なし、トランジスタもLR交換入れ替えしてみたけれど状態変わらずです。
あとは根気が勝つか諦めるかというところでした。
あと可能性は低いかもですが、セレクタースイッチもクリーニングしました。
きれいになりました。
・・・でも症状は一向に直りません、悲しくなりましたよ!
あと疑った部品、なんでしょう????
ボリュームの接触不良も疑い、無水エタノール付けにしてクリーニング・・・結果症状治らず
音は何とか出るのであまり疑っていませんでしたが、変色していたはんだを再はんだ・・・結果症状治らず
フィルムコンデンサかな???ちょっとこれは後回しにしました。
その後に疑ったのはそう!
電源を入れればすぐに立ち上がるリレーコイツを疑いました。
リレーはいろいろな役割をする部品です。
下の写真はリレーを基盤から外し黒いカバーを取った所の写真です。
写真上:端子が黒くなっていました。
上の写真は動く方の端子4つありますが、何故か外側の2本端子が黒くなっていました。
動く方、動かない方まずは無水エタノールを綿棒につけてこすってみました。
その後、テスターで導通検査。
きれいにはなりませんでしたが、一応ばねをつけてカバーをつけずに
動作確認をしていきます。
リレーを黒いカバーを付けず装着、はんだしました。
※一応ここでちょっと書いておきますが、私が行っている修理風景のこのブログはこうやって修理してくださいねブログではありませんので了解しておいてくださいネ!
電気使うので本当に危ない作業です。
やるんならあくまでも自己責任ですよ!自己責任!
クレームもらっても困りますからネ!
そこだけ理解しておいてください。
ここで書いているブログは私の日記的なブログになります。
で、ごめんなさい!
話が中断しましたが、電源投入!
結果:ダメでした。
症状はまるで同じ、でもちょっとだけ変わったかもです。
基盤に装着してしまいましたが、今一度このリレーを外しました。
接点はほぼほぼまだ黒い状態です。
どうすんの??
研磨です、綿棒クリーニングではなく#1500のヤスリで接点研磨をしてみました。
テスターでももう一度導通確認、先ほども問題ありませんでしたが今回も導通は問題ありません。
2回目のリレー取り付けです。
さぁーどうでしょう!
電源ON!
リレーの入り方は同じタイミングです。
で、実際にスピーカーを接続して音出しです。
ボリュームを最小にしていましたのでゆっくりと上げていきました。
直った!?!?
電源OFF
再度電源ON!
またボリュームを最小にしていましたのでゆっくりと上げていきました。
おや?直ったっぽいです。
にやりとしながら(^^♪
もう一回、電源OFF
電源ON!
直ったよ♪(^^♪
直ったよ♪(^^♪
たまたまこの機械が軽傷だったのかあれだけ変だったアンプ何とか直ったようです。
リレーのカバーを装着しました。
上の写真はしばらく他の症状が出ないか音出し用に使用中
問題がなければ予備の一台となります。
写真の下に写っているのは前に修理したYAMAHA K-1a当時の最高機種です。
若かった頃こんな高級機欲しくても手が出ませんでしたよぉー
写真上は今回直したYAMAHA A-4Dです
パネルも磨いたのでちょっと見は新品みたいに見えます!
【修理を終えて】
オーディオの修理はどれも修理は非常に難しいです、ホントそう思います。
でも今回のプリメインアンプのこの修理は自分にとってとても勉強になりました。時には別の方の修理風景のブログを見て勉強したりも行いました。
修理っていうのは本当に根気がないと修理は完結しません。
でも思い通りに直った時の感激、感動はそれは計り知れないほど嬉しいものです。
今回直したヤマハ A-4Dですが当時の価格はシンプル機能なので低価格だったようですが、音質に関しては
4~5個上のクラスでも引けを取らないくらいヤマハらしい高音質です。
このクラスでもこんなに良い音が楽しめてしまうのかというくらい、本当にいいですよ!
各音響メーカーの好き好きは個人個人いろいろあり賛否両論ですが、YAMAHAの製品を私が好きな理由は素直な音質を追求しているところです。
それでは次のがまた修理完了したら書いてみたいと思います。