久々の更新になります。

 

前回ブログを書いたのは7月でした((+_+))約5か月振りのブログ更新です。

 

今日、今書いているのは2023年年末、なんと!12月31日です。

 

いや~、ようやくブログを書いても良い状態になったので今書いているのです。

 

とにかく今回の修理は大変でした、よく直ったんだなぁ~と我ながら感心しています。

 

今日の修理風景はヤマハ プリメインアンプ CA-R11になります。

 

発売時期は1978年頃、当時の価格は73,800円というヴィンテージアンプになります。

 

随分前に購入したストック品です。

筐体の状態は電源入りました、後は未確認という状態です。

一体音は出るのか出ないのかわかりません??

 

写真はこちら↓

写真はちょっとぼやけていますが、修理前の状態になります。

 

左部分のパネル結構汚れています。

 

右部分のパネル結構汚れています。

 

各つまみ部分は拡大してみるとこんなに汚れています。

 

ボンネットもかなりの汚れ具合です。

 

レバー類はツルツルしていなくてどちらかというとざらざらしています。

 

背面はこんな感じ

 

ほこりが積もっています、どこまできれいになるのか気になります。

 

電源コードもこんなに汚れていました

 

 

いくら電源が入ったといってもこの状態で電源は私は入れません。

ホコリで更なる故障を増やす可能性があるからです。

 

 

まず最初にやはり清掃からやっていきたいと思います。

ボンネットを外し内部の様子です。

 

1978年頃の製品です、今は2023年の年末、今から約45年前に製造され誰かが使用して骨董品として又はジャンク品として売られていたもののボンネット内部の様子です。

電源が入ったから安心して電源でも入れたものなら危険なのです。

修理して使用予定なのでこれ以上壊したくありません・・・・なのでまずはこんなことも想定しまずは私は清掃から始めるのです。

 

 

別の部分の写真ですが、相当なホコリ、チリが積もっています。

 

外に出てきました。

改めて写真を撮影してみました、ヤバイよごれですね!

外にて清掃しました。

 

 

前面パネルを外して写真撮影です。

パネルを外すといったい何の機械かもわかりません。

 

つまみ類を外していつものように洗剤で丸洗いしているところです。

つまみ類を外しているときに気が付いたのですが、スピーカーのセレクターが固着していて動きませんでした。

無理に回すと壊してしまうのでそっとつまみを外し後で細かく見ていくことにします。

 

 

だいぶきれいになりました。

 

洗剤で丸洗いしたあと自然乾燥していきます。

 

つまみ類を乾燥させている間に別の作業を行います。

端子の磨きです。

 

完全とまではなかなかいきませんが、だいぶきれいになったと思います。

 

スピーカー端子部分もきれいになりました。

 

スピーカーセレクターが動かなかったのでよく確認してみると金属部分が真っ黒でした。

これははんだ除去してきれいにクリーニングの必要があるようです。

 

端子の状態はこんな感じです。

足は真っ黒です。

 

また別の方向からの写真です。

 

無水エタノールにつけてしばらく放置しています。

 

別の方向からの写真です。

まるでクモの足みたいです。

 

足を磨いて接点をクリーニングその後テスターにて導通検査を行いました。

問題なく動作、導通するようになりました。

同時にグリスの固着もなくなり、スムーズな動きです、これなら大丈夫かな?

 

もう一つ問題を発見!

レギュレーターの部分のアルミの柱が傾いていました。

部品は大丈夫かは不明ですが、ここは後程まっすぐに修正し接着剤で固定です。

 

レギュレーターの傾きを修理した後の基盤内部の様子です。

 

あれだけ汚れていたつまみ類もここまできれいになりました。

 

 

内部の電源付近も銅板が光輝いています、きれいになりました。

ここでようやく電源ON!

電源は無事に入りました。

 

スピーカーのセレクターも問題なく動きました。

音出しを行いましたが、やはりボリュームにガリが強く出ていたので放電し数日後にボリュームを取り外しました。

 

また、ソースのセレクターに音が出たりでなかったりとだったのでセレクターも取り外しました。

 

 

写真は取り外したボリューム部分です。

きれいにクリーニング!

 

これから外すセレクターは中央の部分の部品です。

 

これが外した部品

 

解体し内部を見てみると端子接触する部分が真っ黒になっていました。

 

ギヤのところを拡大してみました。

虫の抜け殻らしき?ものが2つも付着していました。

 

黒くなった端子を磨いていきます。

 

端子部分はきれいになりました。

テスターにて導通確認してOK!

 

ここまでいろいろな端子が真っ黒だと一番心配なのがリレー部分です。

 

やり始めたらここも重要でやっておきたい箇所です。

 

ついでだからリレーを外して確認します。

 

リレー内部の接点の様子です。

やっぱり真っ黒でした。

 

接点クリーニング後のリレーです。

こちらもまたテスターにて導通確認を行っていきます。

 

 

その後、組み上げました。

 

内部も外部もきれいになりました。

 

組み上げ後、再度の動作確認を行っていきます。

セレクターの動作、音出し確認など確認項目は多数です。

 

完全動作品になんとか出来上がりましたので一応ここで完成です。

 

まだあとコンデン交換や老化部品を再度点検する予定ですが一応通常動作はするようになりましたのでこれで一旦終了とします。

 

ヤマハのこのCA-R11の音質ですが、非常に繊細な音質が楽しめるような調整がいろいろできる機種です。

課題に残っているコンデンサ交換は未の状態にもかかわらず私好みの音質に鳴っています。

老化したコンデンサから新品のコンデンサに交換後の音質が今後楽しみなところです。