オプトの歴史と逸話48 ~比較サイト事業 | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

オプトの歴史と逸話48 ~比較サイト事業

最初の比較サイトはクレジットカードの比較サイト「カードギンザ」。
当時熱血営業マンだった清水君の発案によるもの。



彼:「社長、カードの比較サイトを作ったらニーズあると思うのですが!」
私:「じゃあ実際に営業し、複数社受注できたら、やってみよう!」

新規事業はやってみなければ分からない。
アイデアだけなら色々出てくるが、これを会社で正式にやろうとすると、できない理由やリスクなどたくさんの横槍が入り大体ぽしゃってしまう。仮に実行する事になったとして、皆の意見を取り入れ平凡で尖がったプランではなくなってしまう。

従って、思い立ったら相談せずに受注してきてしまうのが、最も手軽で、実は最も新規事業が立ちあがる方法だ。笑
受注してきてしまえば、文句の言い様がない。

清水君もまさに複数のカード会社の受注を獲得してきたのだから、やるしかない。Y!ファイナンスともコンテンツ提携するなど、堅調に伸びていった。また比較サイトを通じて口座が開く大企業も多く、広告代理業とのシナジーも高かった。

カードギンザから派生したローンカードの比較サイト「ローンギンザ」が大ヒット。当時ローンサイト大手のイーローンと市場を二分した。その後、学びの比較サイト「スマートキャリア」など、比較サイト事業を強化した。比較サイトは収益性も高く、2004年上場時の全社粗利の3割程を占め、全社営業利益率8%(過去最高)に大いに貢献した。

その後比較サイトを100サイト立ち上げる構想まで発表したが、方針転換でコンテンツ&メディア事業は縮小し、電通との提携による広告代理業へより舵を切ることになる。





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