何でも言う事を聞くのがクライアントファーストでは無い | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

何でも言う事を聞くのがクライアントファーストでは無い

弊社はクライアント(以下CL)の業績アップをeマーケティングで支援する事を業としている。
「クライアントファースト」はその標語でもある。
文字通りCL最優先、全てはCLのために、という姿勢を表明したもの。

しかし、CLファースト=何でもCLの要望を飲むことではない。そこは勘違いしてはいけない。
CLの業績を上げるためにはeマーケティングで成果を上げる事は言うまでもない。
成果を上げるには両社の協力、パートナーシップが不可欠である。

CLの中には当方のミスに乗じて、過大な補てんを要求してくる人もいる。
その人は社内で加点を得たと思っているだろうが、我々からすればそのようなCLへの愛情は冷める。
代理店をそのように扱うCLは当然優先順位が下がり、結果CLは損をしてしまう。

CLの中には過剰に値引き要求してくる人もいる。
値引きが大きいCLへは当然優秀な人材等リソースは割けない。
その結果、CLは一時は値引きで儲けたと思うかもしれないが、徐々に成果は落ちていくのが道理だ。

言いたいことは、CLの要求を断ることも、時には「クライアントファースト」と言う事。
過大な補てんや過剰な値引き要求などを飲む事は簡単だが、結果的に、それはCLの成果にマイナスしかもたらさない。
真のクライアントファーストとは、長きに渡りCLのためになるためには、嫌われても断ることがあっても良い。
喧嘩をしても良い。いつも大人しく、悔しい思いは持ちながらも、我慢して頭を下げ続ける必要はない。
取引停止になってでも、真にCLの事を考えていれば、結果、CLはそれに気付いてくれる。

反対に弊社が発注側に回る際も気を付けねばならない。
同様に取引先をちゃんとパートナーとして見ているか?
単なる1業者として、安ければ良いという考えで選んでいないか?
叱る時も愛情を持って叱っているか?
相手も感情をもった人であり、弊社に愛情を持ってくれた方が成果は確実に出る。
会社の看板という威を借りて、不条理に取引先を扱うと必ず痛いしっぺ返しをもらうので、心したい。



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