参議院選挙を終えて○と× | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

参議院選挙を終えて○と×

事前の予想通り自民党の圧勝で終わった。
アベノミクスが掲げる政策は明確で、かつ出足成果が出ているので、より一層強力に押し進めて欲しい。特に以下、日本経済再生本部で議論されている10の成長戦略は、日本の将来の繁栄のためには不可欠な施策であり是非進めて欲しい。

1. 規制改革
2. イノベーションの推進
3. 関税撤廃
4. エネルギー投資
5. 温暖化制約見直し
6. 産業の新陳代謝
7. 若者と女性の活躍
8. 攻めの農業
9. インフラ輸出
10. クールジャパン

一方、ここ数回毎度そうだが、片方の政党に偏るが余り、貴重な人材が落選するのは残念でならない。
例えば、東京区の鈴木寛氏。
元文部科学副大臣でオリンピック招致にも奔走している方。私は10年程の付き合いになるが、国益を考えて献身的に働かれる素晴らしい方である。しかし、如何せん一般人への知名度が低い。自身も書籍「テレビが政治をダメにした 」で分析した通り、TVで知名度のある山本太郎氏に破れた。

今回は若手経済団体(長を含む)の2つが鈴木寛氏を推したが、結果が出なかった。
一つは楽天三木谷氏率いる新経済連盟。もう一つはG1サミット代表の堀義人氏である。若手経営者の代表とも言える二人が推すのだから、相当の目利きを通った保証付だったはずだが。

「推す」とは言え、加盟企業の社員に投票を勧奨する動きは無いので、あくまでもおススメでしかない。従来の○○族と言われる組織票にまでなっていない点が弱い所でもある。直接接し人となりや考え方を知っている人が、全く接した事の無い大多数にどのように伝達するのか、この辺は大きな課題だろう。この辺にネットの特性をうまく活かさねばならない。