オプトの歴史と逸話39~メールニュースの買収 | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

オプトの歴史と逸話39~メールニュースの買収

2001年7月衝撃的なニュースが入ってきた。
当時ネット広告代理店2位のメールニュース社が電通子会社のCCIに買収されたのだ。当時のネット広告代理店と言えば、サイバーエージェント(以下CA)、日広、メールニュースが3強だった(セプテーニも当時は郵送DMが主軸の会社だった)。CAが2000年に早々に上場し、業界大手のメールニュースは主幹事も決まり上場間近と噂されていたので、当時びっくりしたのを覚えている。

ライブレボリューションの増永社長が直前に才式社長に会ったら、いつも元気な才式社長が元気無かったとある。 やはり、複雑だったんだなーと思う(以下)
<http://www.president-vision.com/?state=ant&action=view&id=127>

CCIと一緒になったメールニュースは勢いが無くなり、実質消えてしまった。
ベンチャーと従来大手とが同じ屋根の下で経営する難しさを目の前で見た・・・。

丁度ネットバブルがはじけ、それまで外資系企業、コンサル会社、ベンチャー企業と多数の企業や起業家がネット広告市場に参入していたが、皆波が引くように撤退。その結果、残った数社に発注が集中するという「残存者利益」を享受した時期であった。メールニュースという大手がいなくなった事は残った数社には大きな追い風となった。

オプトにも広告の発注が集まるようになり、業績が急伸した。売上は2000年2億、01年13億、02年28億、03年45億、04年90億とまさに倍々で増えていった。結果、その後大きく伸びたのはセプテーニとオプト。セプテーニは2001年に、オプトが2004年に上場し、CAと合わせネット広告御三家と呼ばれるようになる。