ビジョンの大切さ(上) | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

ビジョンの大切さ(上)

「オプトは誰のために、どんな役に立つ会社なの?」
オプト創業メンバーで今はイルカ代表の小林正樹氏(以下こば)に突っ込まれる。

「自立人材の集合体をもって、新しい価値創造をし続けるイノベーションカンパニー」だよ、と私がオプトの存在意義を伝えてもピンとこない。今提供しているeマーケティング業の提供価値との関係性が見えづらい。

目の前でプレゼンしてくれたイルカのビジョンは明快だった。都市部で最も移動時間が短く便利な乗り物、自転車。環境にも優しく、世界的に特に先進国で自転車の存在意義が見直されてきている。日本でも最近は自転車に乗る人が格段に増えている気がする。一方で、自転車レーンが先進国の中では極端に整備されておらず、最近は事故も多い。電車やバスにも折りたたんで持ち込める軽い折りたたみ自転車を作れば、未来の環境に優しい社会を創造できる。

プレゼンを聞いていて、ワクワクした。何か協力したいと素直に思った。
これがビジョンの持つ力だ。

オプトにもオプトイズムが存在する。
先の存在意義や社是「一人一人が社長」、基本理念「先義後利、新しい価値の創造、チャレンジ(変革し続ける)、楽天主義(プラス思考)、社員の幸せこそ重要」の5つなど、創業以来変わらぬ大切にしている価値観。

しかし、今のeマーケティング業オプトとグループ全体で目指す存在意義に直接的関係がないようでしっくりこないのだろう。こばに指摘されてからずっと引っかかり考え続けたが、なかなか明確な答えは出ない。簡単では無かった。そしてオプト卒業生経営者の会(通称オプソツの会)で再度こばのプレゼンを見せてもらい、推薦動画を教えてもらった。どうやら、自分が心底納得し、こばをも納得させられる明快なビジョンを策定しなければならなくなった。意志が固まった。

早速、その手の書籍を読み漁る。ソウルドアウト社の荻原社長もビジョンについては、詳細なフレームワークを作成していたので、何度か相談に乗ってもらった。ビジョン再考プロセスで非常に参考になった書籍は読んだ順に以下。特に書籍の「ザ・ビジョン」と動画のgolden circleはおススメ。

$オプトCEO鉢嶺登オフィシャルブログ-golden circle


WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う [単行本]
利益や売上げばかり考える人は、なぜ失敗してしまうのか [単行本(ソフトカバー)]
ザ・ビジョン 進むべき道は見えているか [単行本(ソフトカバー)](ケンブランチャード著)


自分なりに創業以来言い続けてきた言葉を全て抽出し分類した。最終的にはオプトの研修でも
・1分間マネジャー―何を示し、どう褒め、どう叱るか! [単行本]
等、何度も推薦図書になっているケンブランチャード氏の「ザ・ビジョン」の①企業の目的(存在意義)×②価値観×③未来イメージを何度も何度も考え、書きだした。そしてひとまず自分なりに納得したものが完成した。
(続く)