オプトの歴史と逸話(20)~ネットは産業革命 | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

オプトの歴史と逸話(20)~ネットは産業革命

1998年ネットに事業転換を図った後は次々とネット事業を立ち上げて行く。ネット時代が目前に迫っていることにワクワクする毎日であり、当時何冊も読んだネット関連の本で最も影響を受けたのが「 ネットで儲けろ 」(マッキンゼー著)ネットで儲けろ/ジョン,3世 ヘーゲル

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Amazon.co.jpである。題名は品が無いが、監修はなんとDeNA創業者の南場さん(当時マッキンゼー)。コミュニティ構築を推奨しているが、今でもこの概念は通じると思える秀逸の本である。



当時何と言っても興奮したのは、ネットの登場によってありとあらゆる業界で地殻変動が起きると確信したことだった。今まで全国に店舗網を有していたことが大きな武器、参入障壁となっていた企業が、逆に資産を持っていることが足枷になり、コスト安からくる料金競争で負けていくのを目の当たりにするようになる。これは単なる一例に過ぎず、もっと根底で 新たな秩序、新たな企業が生まれ、新たな行動様式、価値観が生まれる。 サービス提供者はニーズに合うよう大きくビジネスモデル自体を変革させる必要性に迫られる。まさにネットは21世紀の産業革命ツールであると思った。

このような新しいニュースが米国から飛び込んでくる度に興奮した。世の中は大きく変革する。新しい産業が勃興し、新しい価値観や社会が生まれる。それを自らが牽引できるかもしれない。

日々ワクワクした気持ちの中、我々はネットマーケティング、懸賞サイト運営、ネットでの不動産売買、カード比較サイトといったネット4事業を相次いで立ち上げた。しかし、そこに大きな落とし穴が待っていた。