オプトの歴史と逸話⑱~FAXがネットに負けた日(1997年) | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

オプトの歴史と逸話⑱~FAXがネットに負けた日(1997年)

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ここ数回1996年までのことをテーマ別に書いてきましたが、
そろそろ時系列歴史に戻ります。

1994年創業後、FAXーDM事業で
売上は毎期
150万円(1994年)、
2800万円(1995年)、
7700万円(1996年)、
1.5億円(1997年)、
3.7億円(1998年)
と倍々で伸びてはいたものの、
FAX事業ではMAX10億円しか行かない。

それでは株式上場できないと感じていた時でした。

そんなある日大きなショックを受けます。

ある大手携帯販売会社の販促で、
我々はFAX、
ある会社が懸賞サイト
を活用したネット販促提案をぶつけてきました。

両方やることになったのですが、結果にびっくり。
なんとネットの方がFAXよりも数十倍の申込を集めました。
しかも、FAXの場合申込者を全てデータ入力し直し納品せねばならないため、
納品スピードも、手間やコストもかかる。

完敗でした。

それまでは、インターネットは徐々に普及してきたものの、
ユーザーはまだ一部の限定された人しか使っていなかったため、
販促には使えませんでした。
しかし、目の前で1000件超の申込を見たインパクトは大きかった。

これは本格的にネットで販促できる時代が到来した!
と感じた瞬間でした。

ちなみに、その際ネットの提案をした会社はメンバーズ。
それまではWEB制作会社だったメンバーズは
懸賞サイトという手法で販促市場に参入してきたのでした。
早速、昔から知り合いだったメンバーズ剣持社長に協業を持ちかけました。

オプトと共同の懸賞サイトを別途つくろう!と。
剣持社長は困惑しながらも快諾してくれました。
「プレゼントA GO!GO!」が生まれた時でした。