皆で英語ブームを作る (2011.2.27) | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

皆で英語ブームを作る (2011.2.27)

現在1億2000万人の人口も、100年前の1900年には4300万人。
そして100年後の2100年には今のままだと4700万人と、
ほぼ100年前の人口に戻るそうだ。
以下グラフを見ると、恐ろしくさえある。

$オプトCEO鉢嶺登のブログ-人口グラフ

<http://www.mlit.go.jp/common/000134593.pdf>

100年後と言わず、
今後日本の国内需要が
確実に少なくなることはもはや疑うべくもない。
そんな中、我々はどんな準備をしているだろうか?


やはり、企業は成長するためには
海外マーケット
を視野に入れねばならないし、
企業人は
語学
を最低限できるようになっていなければならないだろう。
週末の某TVランキングで
英語力が世界一弱い国に日本がなっていたが、
これを打破しなければならない状況はもはや目の前に迫っている。

ビジネスマンは「全員が」語学力を磨く努力をし、
語学力が無い人、勉強していない人は
恥ずかしい雰囲気を社会全体で作っていく良い機会ではないだろうか。



先週某証券ウーマンとIRで待ち合わせをした。
彼女はビルの前で英語を口に出して必死に暗記していた。
中国人の彼女は、中国で大学卒業後、日本の大学院に進学し、
金融を極めたいと日本の証券会社に入社。
それで満足せず今は英語を必死で勉強している。

「何のために英語を勉強しているの?」と聞くと、

「今のままだと10年後も自分は変わっていない気がするの。
だから米国ウォートンにMBA留学するの!」と。

「ちなみに新卒同期40名で、君と同じように勉強している日本人はいるの?」

「誰もいない。」と。


うーん、やはり我々日本人は現在の快適な生活に満足し過ぎてはいないだろうか?

私自身を振り返っても頭では分かっているが、甘えがあるように思う。
今の快適な国、都市は当たり前な環境ではないことを心しなければならない。
過去の蓄積から今が快適なだけであり、
このままでは今の快適さは決して維持できない。



日本の先人達が終戦後に歯を食いしばって勉強し、
海外に出、日本を世界第2位の経済大国に押し上げたように、
そして中国人が今、競って勉強し、世界に出、
栄華を極めようとしているように、
逆に勉強や職業選択の自由すらない国も多い中での恵まれた日本に感謝もし、
我々も勉強し、海外に出、切磋琢磨し続けることで、
その結果、数十年後も快適な国、都市、そして、輝く自分がいるのではなかろうか。


偉そうに言うかくいう私も恥ずかしながら今は英語ができない。

過去何度も英会話学校に通ったが、
仕事で習慣的に英語を使わないため、
モチベーションが続かない。

しかし、折角楽天やユニクロが広めてくれた英語ブーム。
これを一過性に終わらせず、
日本全国のビジネスマンが英語を話せないと恥ずかしい状態を
皆で作ってしまおうではないか。
過去挫折してきた人は皆このブームに乗って
皆で英語を話せるようになってしまえば良い(笑)。


英語ができなければ、海外進出などできる訳ない。
オプトも今期教育投資に1億円投じるが、
語学教育にも積極的に投資していきたい。


最後に、就職氷河期と言われているが、
考え方によっては今の学生はラッキーだ。

「ITと語学」という今後必須のスキルは
若い人の方が格段に有利だからである。
私も若い社員や学生に負けぬよう、
自分に投資し、
自分を磨き続けたいし、
英語を皆が話すという環境を
会社を超えて作っていくことで
日本の競争力を向上させていきたいと思う。