シンガポールに学ぶ (2010.5.9) | オプトHLD CEO 鉢嶺登 オフィシャルブログ

シンガポールに学ぶ (2010.5.9)

シンガポールに行き、とても関心を持った。
シンガポール航空はサービスも、料理も、設備もすばらしく、今までで最高の航空会社という印象を持った。
なぜJALやエールフランスと全く違うのだろう?

空港も巨大であるが快適であり、カジノも含めた都市再開発も進んでいる。
港湾(コンテナ)も世界一。
税金優遇策から世界中から富裕層が集まる。
リークアンユーという類稀な独裁者(30年以上君臨)がうまく機能した稀有な国家ではないだろうか。
資源もない、人口もわずか450万人。
国土も東京都の数分の一という広さでしかない弱小の国が、なぜこんなにも成功、繁栄できているのか?
早速帰国後リークアンユーの著書を読み始めた。

「目覚めよ日本 ―リー・クアンユー21の提言 (未来ブックシリーズ)」
著者:クアンユー リー
販売元:たちばな出版
発売日:2001-05
はっちいのブログ-目覚めよ日本


1942年から1945年まで3年間日本の占領下にあったシンガポールで、リークアンユーは青年期を過ごす。
冷酷卑劣な日本軍の行動を目の当たりにし、その後30代で国主になり、自国の繁栄のためにその日本と親交を深める。
彼が日本人を見て最初に感じたこと、それは・・。

「料理人にしろ、靴磨きにしろ、自分が手掛けている仕事に常に最善を尽くして働いている。
国を繁栄させるならそのような社会を作らねばならない」

思い返せば、当社も愛すべき社員ばかりである。
日々朝早くから遅くまで働き、愚痴を言ったと思えば自ら変えようと行動に移す。
「ボトムアップで我々が変えますから社長は黙って座っていて下さい」と。
常に前向きに自らが率先垂範する。地味でも黙々と励む。

そんな姿を見る度に、取引先に褒められる度に、私は幸せを感じる。
そして、彼らを絶対に幸せにしたいと感じる。
頭が下がる思いと同時に、自らも負けていられないと突き動かされる。

まだ、本は読み始めたばかりであるが、ここまでで書きたくなってしまった。
シンガポール、リークアンユーの話はまた後日(笑)。