新車購入する時に納車まで時間がかかり、今の車の車検が切れてしまった場合など、ディーラーが代車を出してくれます。
その際にディーラーの担当者が自動車保険に詳しければ問題ないのですが、かなりリスクのある代車の貸し出しをしている場合がありました。
ディーラーの代車の貸し出しパターンにはいくつかありますが、下記の3パターンが多いと思われます。
①試乗車を貸し出し
②レンタカーを借りて貸し出し
③代車用に用意している車を貸し出し
①と②の自動車保険は、対人・対物賠償、人身傷害、車両と全部カバーされている場合が多いです。レンタカーの場合は、事故を起こした場合に営業補償で5万円など必要になる時もありますが、そこまで大きな負担はありません。
問題は③。
代車用の自動車保険の内容で確認する必要があるのは、車両補償が付いているかどうかです。
保険料節約で対人・対物賠償、人身傷害しか付けていない場合があるからです。
ディーラーからは、事故で代車が破損して修理する場合は自分の自動車保険の他車運転特約を使用して修理してくださいと説明がされ、普通は聞き流してしまうところです。
他車運転危険補償特約。
ほとんどの自動車保険で自動的に付いている特約で、簡単に言うと他人の車を借りて事故を起こした時に、自分で掛けている自動車保険で補償が受けられる特約です。
問題は2つ。
1つ目は、自分の自動車保険で車両保険をつけていない場合は、他車運転特約でも車両保険を使うことはできません。
2つ目は、別居の既婚の子が運転する場合です。
高齢の両親を病院などに送り迎えする時などで親の代車を運転したり、たまたま帰省して親の代車を借りて運転したりした場合は要注意です。
他車運転特約で補償の対象となる方は下記の通りです。
・記名被保険者
・記名被保険者の配偶者
・記名被保険者または配偶者の同居の親族
・記名被保険者または配偶者の別居の未婚の子
補償対象外の人が運転して事故を起こした場合は、他車運転特約が使えません。
この2つの場合で代車を破損させた場合は、代車の修理費用は全額自己負担です。
相手がある事故だと修理費用の過失割合分はもらえますが、残りは自己負担。
代車を借りる時は、補償内容をしっかり確認することが大事です。
イオン田向に行ったら、大七生酛純米が割引ワゴンに入っていました。
かなり前ですが、dancyuで熱燗日本一になった大好きなお酒です。