先日、買い物のバイクでの帰り道、
ダナンのシンボル的な橋:ハン橋(全長500mくらい)のちょうど真ん中で、
プスッ、プスッ…
プス………
ってガス欠になってまって。
ガス欠って本当にプスプス言うのね。って思いながら、
子供達のお迎えの時間も迫ってるし、
重いバイク引いて家まであと1㎞帰るのー!?って絶望して。
夫に「助けて」って電話したら。
「助けない」ってハッキリ言われて。
こんちくしょーーー!薄情者ーーーー!
←そらな。仕事中だ。
Grab(っていう白タクのバイク版、配車アプリで呼べる)に押してもらえって。
※バイクには後部シートに乗る人様に足を置くステップがバイク後部についている。
ベトナムはバイクがガス欠になると、それをバイクを運転している人が器用に片足で押して
ガス欠の運転手はガス欠したバイクに乗り操縦してガソスタまで行くことがある。
わしに、あれをやれと?
しかも、わざわざGrabを呼べと?
もーーーー、ええわ。
スタンドまで取りあえず目指そう。とおんもいバイク押してたら…
なんか、若者が路上でカフェしてるやないの。
私:「ちょっとすみません。バイクがガス欠になってしまって…
時間があったらガソリンスタンドまでバイクを押してくれません?」
って言ったつもりだけど、疲れてテンパって言った言葉はひたすら
「ガス欠…ゼーゼー。ガス欠になってもうて。ゼーゼー」
若者:「……バイク、どこ?」
ゼーゼー息を切らしながら切にガス欠を訴えるおばさんにさぞ驚いただろうよ。
カフェの皆:「ガス欠かー。ガソリン買ってきてやりっ」やいのやいの。
若者:「分かったー。ちょっと待っててね。」
と待つこと2分。
ヌードル作るより、早いやん。
ガソリン買ってきてくれて、バイクに入れてくれた。
若者:「ここをまっすぐ行って左に曲がるとスタンドあるから、ちゃんと入れて帰るんだよ。」
私:「もう、本当にありがとう。ガソリン、いくらだった?」
若者:「金は要らん!」
と颯爽と去って行った…。
なんとカッコイイ。
私:「じゃ、せめてカフェ代は払わせて!」
カフェのおばちゃん:「大丈夫大丈夫!」
って、おばちゃんが言うとこちゃうやん?・笑
もうね、ダナンのハン橋のたもとで
好きーーーー!
って叫びそうだったわ。
私も人に親切にしよう。
一日一善。
そして、助けてくれた若者に良いことがありますように!!!
ハートフルガス欠のお陰で良い日になりました♪
***
夫にかくかくしかじか助けてもらえて嬉しかった。って言ったら、
「同じ状況だったら、俺も同じことした」とか言っちゃって。
かーーーーーっっっ!!!
「助けない」って断言しておきながら、何を言うのかしら。
まったくもう。。。