『おいしいごはんが食べられますように』
高瀬隼子さん
読了しました。
芥川賞受賞作だそうです。
タイトルと装丁から想像する
ほんわか美味しいものにまつわる
小さな物語的なものをイメージしてたら
全く違いました。
おいしいものが正義といった
大多数の人が共感する嗜好に
共感出来ないどころか
むしろ嫌悪する人々の話。
弱い者が結局は勝つとか
社会の不合理も描かれています。
このタイトルは
マイノリティを自覚している者からの
小バカにした嫌味ってところかな?
私はおいしいものは好きだし
ちょっとくらいなら行列も並ぶけど
この人たちが言っていることも
なんとなく分かる。
世の中、平等じゃないのよ。
残念ながら。
しかし二谷の行動はよく分からないな
結婚するんだろうな、芦川さんと?
ホヘー
★★★☆☆