小川哲さん『君のクイズ』
読了しました。
私いつも図書館で本を調達しますが
特に好きな作家さんはおらず
貸し出しランキングで上位の本を予約し
自分の意志なくチョイスしています。
この本も然り。
小川さん、知らない方でしたが
直木賞作家さんでした。
このミステリーがすごいとか
本屋大賞とかにノミネートされる
旬の作家さんのようです。
今作の印象は…
頭の良い人が書いた本
でした。
クイズの知識はもちろんですが
引用や比喩に富んでいて
知らないことを知る喜びに満ちた本。
どこぞの方が書いた感想が
わかりやすく素直に記録してらして
共感したので見失わないよう貼り付け
淡々と進んでいくので
途中何度も寝落ちしましたが
過度な表現のない感じのよい文章です。
好きだなぁと思いました。
ストーリー的には
えー最後そうなの?て感じで
ムナクソまでは行かないモヤあるも
主人公が恥を捨てた時のように
また一つステップを上がって
「クイズとは」に答えを見つけたような
ラストは清々しくもありました。
別の作品も読もうと思います
★★★★☆