小学生の娘と二人暮らし
病院勤務のシングルマザーです。
娘との生活や受験のこと、仕事や読書など日常のことを記録しています。
大好きな彼もまたシングルファザー。
二家族での時間も大切にしています。
読了しました。
こちら、面白いから是非読んでと
娘におすすめされた本なんですが。
10歳女子、理解できたのか?
と訝しんでしまうほどの重さ
52ヘルツのクジラとは
自分が発した声が誰にも届かない
孤独な者たちの姿です。
訳あって大分の古びた一軒家に
ひとりきりで越してきた主人公が
過去と向き合いながら
今また52ヘルツを発している少年と
現在を懸命に生きていく
頼りなくも力強い、そんな話。
暴力、虐待、介護、離婚、浮気
トランスジェンダー
ヤングケアラー
く、苦しい…
43歳女子は苦しかったです。
無責任なシングルマザーも出てくる今作。
娘はどんな気持ちで読んだのかなぁ、、
次々と投入される重いテーマとは対照的に
語り口は軽やかでテンポ良く
そこにいささか違和感があったものの
あっという間に読了しました。
なんだか全体的に
本屋大賞っぽいなぁと思ったら
2021年の本屋大賞受賞作でした。
アタシすごい
さすが本屋大賞、映画化するそうです。
杉咲花ちゃん主演とは楽しみだな
人が人を想う気持ちはやっぱり素敵
そうじゃない世界で生きてきた
キナコや52がそういう世界に触れていく
声が届く相手に出会えたと気付いていく
そんな過程には涙が出ました。
娘と映画を観に行きたいような…
行きたく…ないような…
★★★★☆