調剤薬局のお会計の話。
けれど、まあ、本来のおくすり手帳の意味を考えれば、持参して医師や薬剤師がチェックすることで毎回のシールが生かされていくのだから、
シールだけを渡して管理したことにする、今までのやり方のほうが違ったのでしょうね。
薬局がもらっている報酬は手帳代でもシール代でもなく、管理料ですから。
私の職場は薬局なのですが、まだ大半の患者さんは手帳を持参しません。
今回の改定は2年前の改定以前に戻った形となりましたが、その2年前の改定が、手帳自体の浸透には寄与したものの、シールは家で貼って個人で管理するもの、
という意識を広めてしまったんでしょうね。
(きちんと持ち歩かれている方ももちろんいらっしゃいます)
災害時のツールとしては見直されましたが、あくまで個人管理の範疇でのこと。
おくすり手帳の本来の意味を知ってもらうのも、薬局の仕事ではありますが、何もこんなにすぐ戻さなくても、、、
先日、近所の調剤薬局に患者として薬をもらいに行ったときの話。
保育園の近くのT薬局では、娘の薬だったのでシール欲しかったが、おくすり手帳を忘れていたので渡せませんと言われ、点数もとっていなかった。
自宅近くのH薬局では、自分の薬だったのでシール要らなかったが、手帳持っているかどうかも聞かれず、シールが袋に入っており、ちゃっかり点数もとっていた。
法が変わったとはいえ、その対応は会社によりけりです。
H薬局では、窓口に「シールのみのお渡しは出来なくなりました」とわざわざプレートを立てていたのに、その対応だったのでちょっと不信感を抱きました。
個人的には、もう少し融通がきいても良いと思いますが(しばらくはシールのみのお渡し可として、点数とらない、とかね)会社のお達しがあるのでしょうし、監査が入ったら大変ですしね。
かくいう私も会社の方針に従うしがない一職員です。
最近は報道でもされたのか、「安くなる」部分だけを理解した患者さんもチラホラ。そんなわけで、おくすり手帳がトラブルのもとになったりしています。
2年前の改定の時、ああこれで楽になったと喜んだ自分に言ってあげたい。
2年後に痛い目みるよ、と。