こんにちは
トキソプラズマというありふれた寄生虫が人間の脳をコントロールしているという研究結果があります。
トキソプラズマは通常猫やネズミに感染しますが、人間をはじめ、地球上の恒温動物ならどんな生き物でも寄生します。
猫に食べられやすくするため、ネズミに感染したトキソプラズマは
・反応時間が遅くなる
・無気力になる
・危険を恐れなくなる
などの変化をネズミにもたらします
このような変化が、トキソプラズマに寄生された人間にも起こることが2013年にチェコに進化生物学者フレグル博士によって発表されました。
寄生した体内を移動し、さらには肝腎の脳に到達するためにトキソプラズマは白血球を「乗っ取る」のだそう
白血球と言えば、そもそも侵入者を攻撃する細胞で、その白血球を路線バスにように利用し、化学工場のように変え、恐怖心や不安感を鈍らせる神経伝達物質を作らせているのだそうです
ひょえ~
トキソプラズマは主に猫を宿主としますが、ゴミ箱・汚染された水・加熱が不十分な食肉などを介して人へも多く感染しています。
ほとんどの場合、感染しても大きな問題にはなりませんが、妊娠中の女性は流産や先天的以上のリスクが高まるので、注意が必要です。
また、この研究を行ったチェコのフレグル博士自身もトキソプラズマに感染しており、地震も恐怖心が鈍くなっていたことに気が付き、人間もまたトキソプラズマによってネズミと同じような症状が出るのではないかと考え、研究に至ったそうです。
それから15年、公衆衛星データによる実験と分析を行った結果、フレグル博士はトキソプラズマと人間の行動にいくつもの関連性があることを突き止めました
続きはまた明日