私の技術不足もありますが、残念ながら蜜ろうキャンドルは、灯しっぱなしにすると流れたり、芯先に炭化物が付いたり、炎が大きくならなかったりする場合があります。特に太いタイプが流れると大量に流れ出るのでもったいないことになってしまいます。

下記にうまく灯す方法や使い方についてまとめましたので、どうぞ、ちょっとのお世話をお願いいたします。

  蜜蝋キャンドル
 

【絶対禁止なこと】

●点火してすぐに消すことは絶対にしないでください。火は消えても炭火が残り芯を焼き尽くしてしまいます。次に点火する時に芯がなくなってしまいます。芯の根元のロウが溶けてうるおうまで最低2〜3分は灯してください。

 

【流れないように灯す方法】

●灯芯が倒れていると、片寄って灯り、炎も小さくなります。灯芯をまっすぐに立ててください。

 

●点灯中も金属の棒などで芯を起こすと大きな炎に戻せます。太いサイズのキャンドルを灯される方にはぜひ使っていただきたいアイテムです。

 

 蜜蝋キャンドル

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●真ん中で灯るように芯位置も調整しながら灯してください。

 

●暖房の風があたると片寄って灯り流れてしまいます。風があたらず炎がまっすぐになる場所で灯してください。
※特にハニカムタイプのキャンドルは流れやすいです。

 

●まもなく縁が決壊して流れそうな時は、いったん火を消して固めてから灯してください。

 


【寒い季節にうまく灯す方法】

●気温が寒いと、キャンドルそのものも冷たいために、蜜ろうの気化が進まず炎がなかなか大きくならないことがあります。氷点下に近い気温では点火時に気化できず消えてしまうこともあります。点火は、灯芯の根元からろうを溶かすようにしてください。

 

  蜜蝋キャンドル

●寒い季節になると、キャンドルの表面に白い蝋粉が付きます。

 

  蜜蝋キャンドル

 

おそらく表面にしみ出た蜜ろうの油分が寒くなって固まるのではないかと思われます。蝋粉はドライヤーなどで温めるときれいにとれますが、白い粉を溶かして鮮やかな色が現われる様子もきれいです。

 

こんな時は…】

●短時間点灯を繰り返すと縁が残ってパイプ状になってしまいます。

すると、次回は周りのろうが溶けて芯を埋めることになり炎を小さくしてしまいます。点灯時間に合わせた太さのキャンドルを選ぶか、時々は縁が溶けるまでゆっくり灯してください。

 

   蜜蝋キャンドル

 

縁まで溶ける目安としては、
太さ
  9mmは1分以上
13mmは5分以上
20mmは15分以上
30mmは30分以上

35mmは60分以上
45mmは90分以上
55mmは3〜4時間以上の点灯が必要です。

 

 

●まれに芯先に炭化物のかたまりが付く場合があります。蜜ろう用に硬い灯芯を使っているためです。いったん火を消してはさみで切り取ってください。 

    

  蜜蝋キャンドル

●灯芯が長く残り炎が大きすぎる場合も、芯先を少し切ってください。または一度消火して冷めてから灯してみてください。適切な炎の大きさになります。

 

●溶け口はなるべく汚さないようにします。汚れると芯が目詰まりして小さな炎になってしまいます。そんな時は溜まったろうを思い切って捨ててください。

     

  蜜蝋キャンドル

 

●太いキャンドルは、まわり(縁)の壁が残ると炎が揺れて油煙が出ます。

  

その場合は、一旦火を消して、2〜3分冷ましてから、壁を内側に曲げて低くします。すると落ち着いた炎に戻ります。お客様に教えていただいたのですが、これを「ハグ」すると言うのだそうです。

  


直径45〜55mmはこちらを参考になさってください↓

 

 

【残ろうは簡単に再利用できます】

●残ろうはもったいないので、別売りの灯芯を使って再利用をおすすめいたします。 

 

    

  蜜蝋キャンドル

 

1.まず残ろうをドライヤーであたためます。

 

  蜜蝋キャンドル


温まると白っぽくなります。
 

  蜜蝋キャンドル

 

2.ナイフでチップ状にします。

 

  蜜蝋キャンドル

 

 もう一度温めます。

 

  蜜蝋キャンドル

 

3. すると粘着力が出てきます。灯芯にペタペタくっ付ければ即席キャンドルの完成です。

 

  蜜蝋キャンドル

 

柔らかいので、粘土のように形を作って楽しむこともできます。

 

  蜜蝋キャンドル

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【立て方】

●くっ付けて立てる方法
蜜ろうは接着剤に使用されるほど強い粘着力を持っています。お皿に立てる場合にお役立ください。ただし、細くて長いものなどは安全上おすすめできません。

方法は、底部をライターで軽く温めるだけ。
(溶かさず、白っぽくなる程度)
   蜜蝋キャンドル
 

ぎゅっと、少しひねるように圧着します。
   蜜蝋キャンドル

強力にくっつきます。ただし、立てる皿などが冷えていると付きません。常温にあたためてください。
   蜜蝋キャンドル

   蜜蝋キャンドル

 

 

【お手入れ方法】
●艶を出せます
表面を手でこするとピカピカに艶を出せます。特に手捻りしたスパイラルは透明感のある琥珀のような美しい艶が出ます。灯す前にきれいにしてあげてください。
 

   蜜蝋キャンドル
  

 

以上、ご不明なことがございましたら、お気軽にお問い合わせいただけましたら幸いです。