うちの工房は、ゆるい下り坂にあるために、玄関前の地面が20年かけて雨で少しずつ流されて道路よりも少し低くなっておりました。さらに駐車スペースは枕木を敷いているのですが、段差ができて、車をとめる時にいつもガタンと軽い衝撃がありました。

なので数年前から、トラック一台分位の砂利を買ってきて敷かなければと思っていたのです。しかし、トラックを借りるのも面倒だし、お金も体力も使いそうだしと、なかなかできずにおりました。

 

しかし今朝、
工房にたどり着いてみると…
なんということでしょう!

 

玄関前にちょうどいい量の土砂がほぼ平らに盛ってありました。

 

どうやら昨日の豪雨で、上流にある朝日川本流に流れ落ちる滝の暗きょが塞がり、玄関前の道路が川になって運ばれたようです。

 

 

これは幸いと、さっそく軽くスコップで慣らし、

 

車を 何回も前後させて踏み固め

 

みごと体力も使わず、道路や枕木とフラットに整地することができました。



なんだか自然の神様の粋なはからいのように感じました(笑)


 

さて、とはいえ…
昨日の山形県の豪雨は記録的で、最上川や支流が氾濫し、あちこちで土砂崩れも起き、大きな被害となりました。被害を受けた皆様には心からお見舞い申し上げます。

 

そして、ご心配いただいていた皆様に心から感謝申し上げます。

工房周辺も、大きな被害が出ました。

土砂を運んでくれた滝はこんな感じです。ふだんはかわいらしい滝なのですが、滝壺とつながる暗きょは完全に塞がれました。

 

奥山につながる道もあちこち崩れているらしく、ハチ蜜の森の入口のゲートもしばらくは開きそうもありません。実家の200群のミツバチたちはどうなっているか…

 

工房前の側溝は見事に土砂で塞がれました。

 

道路はドロドロ。

 

なにより、朝日川の激流で工房の300m手前では道路が半分崩落してしまいました。今朝まで通行止めで工房と奥の集落は孤立していました。

 

というのも、迂回できた川向かいの道も完全崩落してしまったからです。昨日は早めに帰宅していて正解でした。

 

しばらく復旧工事で不便は続きそうですが、まったく不幸中の幸いでした。感謝!