不条理とか

理不尽さとか

いつの世もあって

いつの世も誰かの身に起こりもする

誰もが皆ではないけれど

誰かの身に起こりもする

正義は勝つ

悪は滅びるも本当でもあり

そして

嘘でもある


正義でも

正しくやさしく生きても

悪には勝てず

悪に悩み苦しみ悲しみの残酷さだけの時間を長くつらく

与え続けられてもしまう


不条理さ

理不尽さは

悲しくも憎くも

あるものだから

あるものなのだと考え

過剰な反応で更には苦しみたくはないと

わたしは

自分自身に必死に言い聞かせてもきた


けれど


けれども


横田滋さん

横田早紀江さん

横田めぐみさん


滋さんが

滋さんが

滋さんが

亡くなってしまった

日本という国が

嫌になるくらいの

解決の無さ

不謹慎かな?

ご冥福をお祈りしますと

願い叶わずに逝ってしまった滋さんを思うと

その言葉さえおかけしてもいいのかと

横田早紀江さん

横田滋さん


私を生んだだけの母よりも

父よりも


母親として

父親として

人として

滋さんのことが好きでした

早紀江さんのことが大好きです

尊敬しています

今からでも

どうか

母に娘を返して帰してください!!

どうかどうか

母の胸で娘めぐみさんを

抱きしめさせてください!!