実家に子連れ帰省中。
私と娘のみで、2週間弱、実家でまったり。

こんなにも長期間の実家帰省は、
19歳で実家を離れて以来、初めて。

一年前の今ごろ、私は産休に入り、
一年前のお盆過ぎから2か月半の間、
里帰り出産のため、実家に滞在。

たった一年前のことなのに、
大昔のことのよう。
青春時代を思い出す気持ちに近しい、
懐かしさを感じています。

なぜ、そんなに懐かしいのだろう?

おそらく、祖母が他界したことが、大きいと思われます。

今年の2月、享年98。
老衰、大往生。

私と祖母は、一緒に住んでいました。

しかし、私は、祖母のこと、苦手でした。 

決して、毛嫌いしているわけではありません。
孫である私を、可愛がってくれたのも事実。


何で、そんなにおばあちゃんに対してドライなの?

結構、言われます。
何でかと言うと、ハッキリ言えないもんです。

祖母は、元看護師。
退職してからも、再任用で73歳まで働き。
その後は、地域活動に奔走。

まさに仕事人間。
根っからの管理職気質。

家事や育児は、全くしません。
外で働くことに専念。
お金、という形で、割り切っていた祖母。

大正産まれとは思えない、先進的な考えの持ち主ビックリマーク


家族より仕事に情熱を注ぐ祖母に対して、
幼き頃の私は、冷めた目で見ていたように思います。

社会人になった今でこそ、
祖母へのリスペクトは、多少あります。

そんな祖母は、お金を稼いでいる、
という自負からか、家庭内での力も大きかったのです。

実際、私を含めた家族は、そのお金の恩恵を十分に受けていることをわかっています。

祖母は、家でも管理職扱い、でした。
ちょっと真面目な、管理職。

幸い、と言っては変ですが、
家事を全くしない分、
家事の文句を言いませんでした。
嫁である私の母親にとっては、
その点気が楽だったでしょう。


そんな祖母がいない我が家は、
肩の荷が降りたような、
そんな空気になっています。

私自身、こんなに実家でリラックスして過ごすのは初めてです。

祖母が他界して良かった、
という話では決してないです。

98年間、真面目に生き続け、働き続け、
最後の最後まで管理職気質だった祖母。

祖母なき今、我が実家は、管理職不在の会社のよう。

管理職不在の間、ダラダラしている平社員。
そんな感じの実家です。

このダラダラ、悪くない。

            新米ママ めぐみ