競馬のGI「別角度」から振り返ってみよう!
今回は春のマイル王決定戦安田記念!

ラジオNIKKEIの実況は米田元気アナ
2年連続の安田記念実況ですね。





『外は7番ロマンチックウォリアー、香港がやってきた』

いかにも米田アナらしいフレーズでしたが、
その前段階での先頭馬の取捨選択
かなり迷っていた感じがアリアリでしたね。

『こんどは11番ウインカーネリアン先頭
粘っている6番ドーブネ。
あとは12番フィアスプライド先頭

とても自信がなさそうに聞こえた直線序盤の攻防。
「フィアスプライドも並びかけてくる」で“濁して”いたほうが
まだ良かったのかもしれません。


ゴール前は上位人気3頭による争いで
上位人気馬の位置を気にしすぎる傾向のある
米田アナにとっては捌きやすい展開になりましたが、
内から脚を伸ばすガイアフォースに少し触れてほしかったなと。

4着に敗れたのでノータッチでも正解だと思いますが、
あわやのシーンを作ろうとしていた
“事実”を伝えてもいいのではないでしょうか。


ゴール直前も“もうひと押し”ほしかったところ。
『ナミュール追っているが』だけで終わってしまい、
ソウルラッシュに触れられないまま
『ロマンチックウォリアー ゴールイン!』

その前では『ソウルラッシュ3番手』と言えているだけに、
2頭いっしょに追いすがる様子を伝えてほしかったです。



香港勢による安田記念制覇は18年ぶりの快挙。
絶対的な主軸がいない現在のJRA短距離界の現状を
しっかり狙った陣営の“したたかさ”が勝利を呼び込みました。

自信のなさを言い回しでカバーしたり、
ゴール直前の日本勢のピックアップだったり。

米田アナにも“したたかさ”があれば
『香港がやってきた』という“映えるフレーズ”も
より輝く内容になっていくでしょう。