現地9日からカンファレンス・トーナメントがスタート。
March Madness出場校が続々決まっていく。

今年のトーナメント出場校を今日から随時更新。
出場回数はNCAA規則違反等による出場取り消し分を除き
通算/連続回数については2020年分を除外して掲載


3月9日
モアヘッド・ステート[Ohio Valley/3年ぶり9度目]


March Madness一番乗り
Ohio Valleyのモアヘッド・ステート
3年ぶりにBig Danceへ帰ってくる。


3月10日
ロングウッド[Big South/2年ぶり2度目]
ステットソン[Atlantic Sun/初出場]
ドレイク[Missouri Valley/2年連続7度目]


A-Sunのステットソン
Division-I昇格後うれしい初出場!
ドレイクは2年連続でMadness参戦を決めた。


3月11日
ジェームス・マディソン[Sun Belt/11年ぶり6度目]
サムフォード[Southern/24年ぶり3度目]


サムフォードはA-Sun在籍時の'00年以来、
Southern移籍後初となる全米トーナメント出場!


3月12日
セントメアリーズ[West Coast/3年連続13度目]
ワグナー[Northeast/11年ぶり2度目]
オークランド[Horizon League/13年ぶり4度目]
チャールストン[Coastal/2年連続7度目]
サウスダコタ・ステート[Summit League/2年ぶり7度目]


West Coastはセントメアリーズが切符をつかむ!
ゴンザガは全米トーナメント出場に黄色信号?
オークランドHorizon League移籍後初
全米トーナメント出場を果たした。


3月13日
コルゲート[Patriot League/4年連続7度目]
モンタナ・ステート[Big Sky/3年連続6度目]
マクニーセ・ステート[Southland/22年ぶり3度目]


これで平日開催のトーナメント決勝は終了。
あとは土日の集中開催を残すのみ。


3月16日
ノースカロライナ・ステート[ACC/2年連続29度目]
アイオワ・ステート[Big 12/3年連続23度目]
オレゴン[Pac-12/3年ぶり18度目]
コネティカット[Big East/4年連続36度目]
ニューメキシコ[Mountain West/10年ぶり16度目]
ヴァーモント[America East/3年連続10度目]
ハワード[Mid-Eastern Athletic/2年連続4度目]
セントピーターズ[Metro Atlantic Athletic/2年ぶり5度目]
グランブリング・ステート[Southwestern Athletic/初出場]
エイクロン[Mid-American/2年ぶり6度目]
グランドキャニオン[Western Athletic/2年連続3度目]
ロングビーチ・ステート[Big West/12年ぶり10度目]
ウェスタン・ケンタッキー[Conference-USA/11年ぶり23度目]



ACC大波乱!
APランク校が軒並み敗れる展開を制したのは
First Roundsから“下剋上”を果たした
ノースカロライナ・ステート!
ステートライバルでリージョン第1シード濃厚の
ノースカロライナを下して、
“逆襲のストーリー”を見事に完結させた。

Big 12は全体1位シードを狙うヒューストンを破って
アイオワ・ステートが優勝を達成。
Big Eastは順当にコネティカット

最後のPac-12王者オレゴン
このトーナメントをもって、Pac-12所属校は
来季から新しいカンファレンスに転籍する。

グランブリング・ステート
うれしいトーナメント初出場!

そして2年前に大旋風を巻き起こした
セントピーターズがMadnessへ帰ってくる!


3月17日
イェール[Ivy League/2年ぶり7度目]
アーバーン[SEC/3年連続13度目]
デュケーン[Atlantic-10/47年ぶり6度目]
アラバマ-バーミンガム[American Athletic/2年ぶり17度目]
イリノイ[Big Ten/4年連続34度目]


アラバマ-バーミンガムはC-USAから
American Athleticへ移籍初年度でトーナメント制覇
A-10のデュケーン1977年以来の全米トーナメント出場!



以下NCAA選出委員会選考による選出校
リージョンシード順位別に掲載!
下線が選出委員会選考による選出校

表記は(地区の頭文字+数字)で掲載
頭文字は…
E:イースト
W:ウェスト
MW:ミッドウェスト
S:サウス


【】内数字は全体シード順位、※がFirst Four出場校


イースト・リージョン
(E1)コネティカット
[Big East] 【1】
(E2)アイオワ・ステート[Big 12] 【8】
(E3)イリノイ[Big Ten] 【12】
(E4)アーバーン[SEC] 【15】
(E5)サンディエゴ・ステート[Mountain West/4年連続16度目 【18】
(E6)ブリンガム・ヤング[Big 12/3年ぶり31度目] 【17】
(E7)ワシントン・ステート[Pac-12/16年ぶり7度目] 【26】
(E8)フロリダ・アトランティック[American Athletic/2年連続3度目] 【31】
(E9)ノースウェスタン[Big Ten/2年連続3度目] 【36】
(E10)ドレイク[Missouri Valley] 【40】
(E11)デュケーン[Atlantic-10] 【46】
(E12)アラバマ-バーミンガム[American Athletic] 【50】
(E13)イェール[Ivy League] 【52】
(E14)モアヘッド・ステート[Ohio Valley] 【57】
(E15)サウスダコタ・ステート[Summit League] 【61】
(E16)ステットソン[Atlantic Sun] 【64】

全体【1】位シードコネティカット
Big Eastトーナメントを順当に制したので、
全体【1】位シードも“順当”といったところだろう。

A-10トーナメント覇者とAmerican Athleticトーナメント覇者が
第11・12シードにそろっているのが“不気味”だ。


サウス・リージョン
(S1)ヒューストン[Big 12/6年連続25度目
【2】
(S2)マーケット[Big East/3年連続36度目] 【7】
(S3)ケンタッキー[SEC/3年連続61度目]【11】
(S4)デューク[ACC/3年連続46度目] 【13】
(S5)ウィスコンシン[Big Ten/2年ぶり27度目] 【19】
(S6)テキサス・テック[Big 12/2年ぶり20度目] 【23】
(S7)フロリダ[SEC/3年ぶり22度目] 【27】
(S8)ネブラスカ[Big Ten/10年ぶり8度目] 【29】
(S9)テキサスA&M[SEC/2年連続16度目] 【34】
(S10)コロラド[Pac-12/3年ぶり16度目] 【38】
(S10)ボイシ・ステート[Mountain West/3年連続10度目 【39】
(S11)ノースカロライナ・ステート[ACC] 【45】
(S12)ジェームス・マディソン[Sun Belt] 【48】
(S13)ヴァーモント[America East] 【51】
(S14)オークランド[Horizon League] 【55】
(S15)ウェスタン・ケンタッキー[Conference-USA] 【60】
(S16)ロングウッド[Big South] 【63】

全体【2】位シードは今年もヒューストン
テキサス・テックに足元をすくわれていなければ全体1位だったか。

ケンタッキーが意外と高評価の第3シード
NC State2年連続でサウス第11シードに。
例年だと第11シードがFirst Fourに選ばれるが、
今年は第10シードがFirst Four選出となった。

富永啓生ネブラスカサウス第8シード
初戦の相手はテキサスA&M
女子First Roundsでもこの両校が対戦するという数奇な運命。


ミッドウェスト・リージョン
(MW1)パデュー[Big Ten/9年連続34度目]
【3】
(MW2)テネシー[SEC/6年連続26度目 【5】
(MW3)クレイトン[Big East/5年連続25度目] 【10】
(MW4)カンザス[Big 12/34年連続52度目] 【14】
(MW5)ゴンザガ[West Coast/25年連続26度目] 【21】
(MW6)サウスカロライナ[SEC/7年ぶり10度目] 【24】
(MW7)テキサス[Big 12/4年連続38度目] 【27】
(MW8)ユタ・ステート[Mountain West/2年連続24度目] 【30】
(MW9)テキサス・クリスチャン[Big 12/3年連続11度目] 【35】
(MW10)コロラド・ステート[Mountain West/2年ぶり12度目] 【44】
(MW10)ヴァージニア[ACC/2年連続26度目] 【41】
(MW11)オレゴン[Pac-12] 【43】
(MW12)マクニーセ・ステート[Southland] 【49】
(MW13)サムフォード[Southern] 【53】
(MW14)ケネソウ・ステート[Mid American] 【56】
(MW15)セントピーターズ[Metro Atlantic Athletic] 【62】
(MW16)グランブリング・ステート[Southwestern Athletic] 【66】
(MW16)モンタナ・ステート[Big Sky] 【65】

パデュー全体3位シードに鎮座。
出場が危ぶまれそうになっていたカンザス&ゴンザガだが、
それぞれ第4・第5シードで固くおさまった印象。

昨年ミッドウェスト第2シードだったテキサス
今年は第7シードから逆襲の一歩を踏み出せるか。


ウェスト・リージョン
(W1)ノースカロライナ[ACC/2年ぶり53度目]
【4】
(W2)アリゾナ[Pac-12/3年連続36度目] 【6】
(W3)ベイラー[Big 12/5年連続15度目] 【9】
(W4)アラバマ[SEC/4年連続24度目] 【16】
(W5)セントメアリーズ[West Coast/3年連続13度目] 【20】
(W6)クレムソン[ACC/3年ぶり13度目] 【22】
(W7)デイトン[Atlantic-10/7年ぶり19度目] 【28】
(W8)ミシシッピ・ステート[SEC/2年連続13度目] 【32】
(W9)ミシガン・ステート[Big Ten/26年連続37度目] 【33】
(W10)ネヴァダ[Mountain West/2年連続11度目] 【37】
(W11)ニューメキシコ[Mountain West/10年ぶり16度目] 【42】
(W12)グランドキャニオン[Western Athletic] 【50】
(W13)チャールストン[Coastal] 【54】
(W14)コルゲート[Patriot League] 【58】
(W15)ロングビーチ・ステート[Big Sky] 【69】
(W16)ハワード[Mid Eastern Athletic] 【67】
(W16)ワグナー[North East] 【68】

全体【4】位シードノースカロライナ
セントメアリーズは今年もウェストの第5シード
中位勢に波乱の目がありそうなリージョンかなと。



カンファレンス別に出場校を分けると…
8校:Big 12, SEC
6校:Big Ten, Mountain West
5校:ACC
4校:Pac-12
3校:Big East
2校:American Athletic, Atlantic-10, West Coast
1校:上記以外のカンファレンス・トーナメント優勝校


例年通りSECが最多の8校選出。
Big 128校選出された。

Mountain West6校が選出。
昨年サンディエゴ・ステートがFinal Fourまでいったので、
カンファレンス全体としての評価が上がっていそう。

ラストイヤーのPac-12からは4校が選出された。


【Last Four In(First Four出場校)
(MW10)シード争い
コロラド・ステート[Mountain West]
ヴァージニア[ACC]

(S10)シード争い
コロラド[Pac-12]
ボイシ・ステート[Mountain West]


【First Four OUT(NIT第1シード)
オクラホマ[Big 12]
セトン・ホール[Big East]
ピッツバーグ[ACC]
インディアナ・ステート[Missouri Valley]



“Bubble”チームのうち、
コロラド, ヴァージニア
コロラド・ステート、ボイシ・ステート

以上4チームがFirst Fourへ進出。

逆に全米トーナメントへ
“本当に”あと一歩届かなかったチームが選出される
“First Four OUT”の4チーム
National Invitation Tourament
ブラケット第1シードとして出場するが、
オクラホマ・ピッツバーグは出場拒否を表明した。


【昨年出場も今季成績不振等で出場できなかった主な学校】
マイアミ[FL][ACC]:昨季Final Four進出
カンザス・ステート[Big 12]:昨季Elite 8進出
UCLA[Pac-12]:昨季Sweet 16進出
アーカンソー[SEC]:昨季Sweet 16進出
ゼイビア[Big East]:昨季Sweet 16進出
プリンストン[Ivy League]:昨季(S15)シードからSweet 16進出

【今季好調も選出委員会の選考に漏れた主な学校】
サウスフロリダ[American Athletic]:
16勝2敗でレギュラーシーズン優勝(全体24勝7敗)
リッチモンド&ロヨラ-シカゴ[Atlantic-10]:
シーズン15勝3敗でレギュラーシーズン同時優勝(ともに全体23勝9敗)
ピッツバーグ[ACC]:レギュラーシーズン12勝8敗(全体22勝11敗)
インディアナ・ステート[Missouri Valley]:
シーズン17勝3敗でレギュラーシーズン優勝(全体28勝6敗)


サウスフロリダの選考漏れには個人的疑問符が。
レギュラーシーズンではメンフィス
フロリダ・アトランティック勝っているし、
カンファレンス外対戦でもロヨラ-シカゴとフロリダ・ステートに勝利。
それでも選ばれなかったのは、アラバマ-バーミンガム
レギュラーシーズン&トーナメントと連敗したのが、
選出委員会の印象を損ねた可能性が高い。

ピッツバーグは成績だけ見れば出場してもおかしくなかったが、
At-Largeライバルのクレムソン
連敗では拾ってもらえないだろう。

A-10のリッチモンド&ロヨラ-シカゴ
実績だけでは出場できる感じだが、カンファレンス外対戦における
“Huge Win”(重要な勝利)がゼロだったのは…。

インディアナ・ステートの選考漏れが全米では話題になったが、
カンファレンス外対戦でアラバマ&ミシガン・ステート
いずれも敗れたことが選出委員会の印象を損ねたか。
どちらかに勝っていれば「わからなかった」かもしれない。


ということで紆余曲折あったものの、
全米トーナメントの出場校がすべて決まった。
今年はどんなドラマが
世界中のカレッジバスケファンを待ち受けているのだろうか。