ここ数か月はテレワークが推奨されており、zoom等のオンラインシステムも凄まじい勢いで普及が進んでいます。その一方で多くの飲食店や高級食材等の取扱店ではお客の来店が全く見込めないことから、自店の料理や商品をお客に配達するサービスを行うようになっています。しかも特例措置でタクシーまで宅配することを許可されいわゆる「出前タクシー」が活躍の場を広げているようです。

 

 ただよく考えてみると、少なくとも今から20年ぐらい前までは個人の御鮨屋やラーメン店は普通に出前をしていましたよね。それがいつの間にかどの飲食店でも客が来店する形の店舗が主流になり、ビザ等の一部を除けば出前サービス自体がほぼ消滅していました。

 

 しかしここにきて一度は消滅したはずの旧型の「出前」というアナログスタイルが一気に復活してきました。ウイルスの流行で人が外出できず来店することができないことが大きな原因でしょうが、これもある種のコロナ後の新生活様式といえるのではないでしょうか。

 

 こうしてみるとアフターコロナにおいては、コミュニケーションツールや電子取引が一層進化して我々のライフスタイルに大きな変化をもたらすと同時に昔ながらのアナログスタイルでもその必要性が改めて見直され我々の生活に貢献していくものも出てくる様な気がします。